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石川県って奥が深い!日本最大級の自動車博物館と小京都を巡る春のゆるりドライブ

石川県って奥が深い!日本最大級の自動車博物館と小京都を巡る春のゆるりドライブ

車好きなら一度は訪れてみたいのが、日本でも最大級の所蔵台数を誇る「日本自動車博物館」。石川県へは決してアクセスが楽だとは言えませんが、小京都への旅とのワンセットなら、家族でもきっと楽しめることでしょう。

 

今回のお出かけドライブコース〜春めく「加賀国」ドライブガイド

 

北陸の空の玄関口である小松空港から、レンタカーを借りて移動。一泊二日のドライブ旅行をプランニングしました。初日は日本自動車博物館でたっぷり過ごしてから、金沢に。翌日は金沢城から兼六園、茶屋街など小京都、金沢の定番スポットをちょっぴり駆け足で巡ります。

今回のルート
「日本自動車博物館」→「道の駅 こまつ木場潟」→「ひがし茶屋街」→「金沢城跡/兼六園」

小松空港から自動車博物館まではほんの20分

 

小松空港から車で20分。日本自動車博物館は、粟津温泉など名湯が集まる加賀温泉郷エリアに位置します。空港から北西に向かい県道20号、145号、107号を経て15kmほどの道のりを走行、距離的にはそれほど遠くありませんが、市街地や広々とした田畑など、道中はのどかな風景に心癒されることでしょう。

道路はしっかりと整備されていて走りやすいうえ、信号がありませんので、速度は出しすぎないように注意ください。また、信号のない交差点で曲がる際は、一時停止をお忘れなく。小松バイパスの高架を抜けた先、二ツ梨町東の交差点を左折すると、ほどなく左手にびっくりするような建物が見えてきますよ。

貴族の邸宅を思わせる、瀟洒なレンガ作りの建物に驚き

巨大なアーチ型の門の奥には、周囲の風景とは少し異なる西洋風のレンガ造りの建物が出現します。数十台は停められそうな広々とした駐車場に面した日本自動車博物館は、想像を超える大きさです。レンガ造りで、一見すると欧州の貴族のお屋敷そのものに感じるでしょう。

もともとこの博物館は、富山県出身の実業家、前田彰三氏が開設したもの。自動車愛好家だった彼が収集した個人のコレクションを一般に公開するために、1978年(昭和53年)、まずは富山県小矢部市に開館されたのだとか。日本で最初の自動車博物館だと言われています。現在の石川県小松市に、規模を拡大して移転されたのは1995年(平成7年)です。公式HPによれば、敷地面積は12000平方メートル。約800台の所蔵車両の中から、常時約500台が展示されています。

中に入ると名車たちがびっしり整列!

500台もの車をどこに置くの?と思われるかもしれませんが、館内に入ればさらにびっくりすること請け合い。レンガ造りのお屋敷の中には3つのフロアがあり、それぞれのスペースにびっしりと車たちが並んでいます。

展示されている車たちは、国境もメーカーも時代にも囚われないボーダーレスなカテゴリーから集められています。40年代のロールスロイスのような超高級車があるかと思えば、日本の戦後の発展を支えてきた国産トラックまでもがズラリ。憧れの希少なスポーツカーも数多く展示されています。

テーマごとにエリアが区切られ、フォードの広場、BMWの街といったブランド別にも分かれているので、広々としている割にはとても見て回りやすい印象を受けました。

館内にはここでしか買えないお土産が揃ったミュージアム・ショップのほか、喫茶コーナー、記念撮影ポイントなどもあります。ゆっくり観て歩けば半日じっくり楽しめますよ。

●日本自動車博物館
入場料:大人(高校生以上)1,200円/小人(小・中学生)600円ほか
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:年中無休(年末12月26日〜31日は休館)
住所:石川県小松市二ツ梨町一貫山40番地
問い合わせ:TEL 0761-43-4343
公式HP http://mmj-car.com

スタッフからは「リピーターが多い」とのこと。初めての方も、コアな車ファンも、どちらも楽しめる場所のようです。さて、次は金沢へ移動です。小松バイバス/国道8号線を金沢方面に走り出すと、左手には巨大なこまつドームが見えてきます。さらにその先に向かうと、蓮代寺ICの手前で道の駅の表示を発見。少しだけ立ち寄ってみましょうか。

 

テーマは「おいしさとやすらぎが出会う駅」

 

蓮代寺ICを降りると、すぐ目の前に「道の駅 こまつ木場潟」が現れます。小ぶりだけれど味わい深い建屋だけ見ていても、なんだかほっこり。2010年開業のため、比較的新しい施設です。「来まっし 見まっし 食べまっし」。同施設にはJA直営のファーマーズマーケット「旬彩市場 じのもんや」と、「味処 四季彩」と名付けられたレストランが併設されています。豊富に並ぶ瑞々しい地場産物はとっても美味しそう!中でも気になった「トマトカレー」を実食!トマトの水分以外、水を一切加えていないというカレーは、酸味と旨味のバランスが絶妙。しっかり辛さもある、本格派の味わいでした。

●道の駅 こまつ木場潟
営業時間:レストラン 9:00〜17:30(11月〜3月)/〜18:00(4月〜10月)
定休日:3月は無休(詳細はHPにて)
住所:石川県小松市蓮代寺町ケ2番2
問い合わせ:TEL 0761-25-1188
公式HP http://www.michinoeki-kibagata.com

お店を出たら、再び小松バイパス/8号線へ。そのまま金沢西バイパスを経て美川ICから北陸自動車に乗ります。金沢西ICまで約10km、北陸自動車道を降りたらまずは江戸時代の街並みの面影が残る人気の観光ポイント、茶屋街を目指すことにしました。

 

ちょっとしたタイムスリップ気分を味わおう

 

金沢の茶屋街は、「ひがし」「にし」「主計町(かずえまち)」と3カ所あります。町家と呼ばれる古い建屋が石畳に沿ってズラリと並ぶ街並みが初めてできたのは、江戸後期、文政の時代(1820年代ごろ)だそう。ひがし茶屋街の一角には金沢金箔の名店や小ぢんまりとしたカフェなど、心惹かれるスポットが点在しています。お茶屋遊びもできるといいます。ちなみに国定重要文化財の「志摩」や規模がもっとも大きな「懐華褸」などは、店舗内を見学することが可能です。

初日は移動も含めてここまで。金沢ならではの美食を楽しんだら、ゆっくり休んで次の日に備えます。翌朝は、金沢観光のメインディッシュともいうべき、金沢城跡と兼六園を回ることにしましょう。

緑豊かな城跡公園エリアはぶらり歩きしたい場所

2日目は隣あう金沢城跡(金沢城公園)と兼六園へ。繁華街でもある金沢片町からは歩いて15分ほど。天気がよければのんびり歩いて向かいましょう。

金沢21世紀美術館を抜けると広坂緑地、いしかわ四高記念公園などが見えて来ます。その向こうにある、お堀通り沿いにいもり堀と、うっそうと緑が茂る森を乗せたような雄大な石垣の風景が。およそ街の中とは思えない絶景が広がります。

金沢城公園と兼六園で、加賀百万石の歴史を感じよう

百万石通りを左手に外れて坂を上がると、橋の向こうに真っ白なお城風の建物が見えてきます。小ぶりだけれど天守閣?と一瞬思いますが、実際は櫓。兼六園側に開いている石川門です。城跡と呼ばれているように、金沢城の天守閣は現存していませんが、この石川門のように、当時の姿で残された建築物がとにかく広々とした公園内に点在しているので見応えは十二分にあります。

石川門を抜けていきなり目の前にドーンと広がる三の丸跡からの二の丸の威容は、実に美しく、心踊るもの。菱櫓(現存・重文)、橋詰門(復元)に挟まれる形で左右に連なる五十間長屋とその土台を支える石垣のスケール感に圧倒されることでしょう。さすが加賀百万石!の前田氏居城。歴史の重みを感じるにはぴったりの場所でした。

国の特別名勝に指定されている兼六園は、 17世紀中期、加賀藩によって金沢城の外郭に造営された江戸時代を代表する池泉回遊式庭園です。観光スポットとして知られていますが、四季折々で美しい姿を楽しむことができる情緒たっぷりな場所。日本の良さを五感でしっかり味わってくださいね。

●金沢城公園/兼六園
入場料:金沢城公園:入園料無料(施設入館料は別途)/兼六園:大人(18歳以上)320円/小人(6歳〜18歳未満)100円
開園時間:7:00〜18:00(〜10月15日まで/退園時間/園内各施設の営業時間は異なります)
休館日:年中無休
住所:石川県金沢市丸の内1番1号(管理事務所)
問い合わせ:TEL 076-234-3800
公式HP http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/japanese/top.html

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