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脱・ペーパードライバー!運転スキルを復活させる方法

脱・ペーパードライバー!運転スキルを復活させる方法

免許は取ったもののほとんど運転する機会もなく、更新だけ続けているという「ペーパードライバー」は都心部に多くいます。そしてそのほとんどがゴールド免許=優良ドライバーですが、運転に自信がない、運転するのが怖くなってしまったなんて声もちらほら。

また、今は必要なくても生活環境の変化に伴い、再びハンドルを握らなければならなくなる可能性もあります。たとえば子供のために朝晩の送迎が必要になったり、高齢で身体を壊した両親を定期的に病院に連れて行くことになったり……。この記事では、そんなペーパードライバーがふたたび運転しようと思ったときに気をつけたいポイントをご紹介。ある日突然、「運転再開!」という日が訪れても、慌てずにしっかり習得し安全な走行を心がけましょう。

 

ペーパードライバーが忘れがちな5つのこと

 

免許取りたての初心者マーク付きドライバーと比較しても、ペーパードライバーの運転は危険なシーンが多々あります。初心者ドライバーは、何十時間もの実技と学科を勉強し、習得してきたばかりなので、基本的な操作方法や運転に関する注意点も含めて、すべてが記憶されたばかりだからです。一方でペーパードライバーは、そうした基本的知識や教習経験が、長い時間を経て忘却の彼方に去ってしまっている可能性も。「あの標識ってなんだっけ?」「ここに駐車してもいいよね」なんてことがあると、危険な事故にもつながりかねません。

ここでは、ペーパードライバーにありがちな「5つの忘れ物」を思い出してみましょう。

① エンジンスタートから走り出すまでの「儀式」

エンジンをかけるために鍵を差し込んでクイッとひねる、のはちょっと懐かしい時代のお話しかもしれません。最近では、持っているだけでエンジンがかけられるスマートキーの採用が増えてきました。けれど多くの新型車たちは、ひねっていた頃と同様に、ブレーキペダルを踏んでいないとエンジンがかからないシステムが継続して採用されています。
最新の車に乗り込んだ場合、まずそうした基本的な行動から戸惑ってしまうかもしれません。さらに忘れがちなのが、走り出す前に行わなければならないお作法の数々。車の前後を確認する、シートポジションを合わせる、ハンドルの位置を調整する、シートベルトを装着し、左右のドアミラーやルームミラーを調整するなど、スタート前には意外に多くの「儀式」をこなさなければならないのです。

② 車両感覚と車幅感覚

ペーパードライバーが忘れてしまいがちな要素として上位にあがるのが、車のサイズをイメージする感覚です。
比較的コンパクトな軽自動車であっても、車の長さは最大で3395mm、幅は1345mmほどあります。単純にサイズだけみても、その大きさを意識して走るためには、ある程度の“慣れ”が必要だということは想像に難くありません。

とくに車の場合、車両の周囲には「死角」と呼ばれる目に見えないエリアが存在します。ドライバーはその死角部分のボディの張り出しぐあいや障害物との距離などをイメージする、いわゆる「車両感覚」「車幅感覚」を駆使しながらぶつからないように車を操作しなくてはならないのです。一般的な教習所のプログラムでは、一般道よりも狭いコースを使い、感覚的につかむことを学ばせます。S字やクランクで苦戦した人も少なくはないでしょう。

同時にドライバーは、車が動く時の特性についても意識しなければいけません。カーブなどで前輪に比べて後輪がより内側の軌跡をなぞるように通る「内輪差」と呼ばれる現象は、とくに狭い道などで気をつけなければならないポイントのひとつです。

③ 潜む危険を予見する力

自動車の運転は、常にさまざまなリスクが存在します。他の車や歩行者などが一切存在しない閉鎖された私有地を走るならともかく、公道を走っている限り、見えるところ・見えないところに関わらず、事故につながる危険性はどこにでもあるのです。
教習所ではそうした潜んでいる危険を、予見しながら走るための講習カリキュラムを受けました。一般的に「危険予測」と呼ばれるもので、見通しの悪い交差点やふいの飛び出しを想定し、どんな箇所が危険だったか、どんな回避行動ができるかなど、議論をしたことでしょう。

免許を取得してからは、そうした危険を回避する実地経験を積むことで、自然と危険を予測する力が養われていきます。しかしペーパードライバーはそうした体験をする機会が少なく、感覚が身についていないのです。

④ スピードに対する慣れと感覚的運転

自動車は、人が走るよりもはるかに高い速度で疾走します。そのため、ある程度の速度に慣れておかなければ、「交通の流れに乗って走る」ことが難しくなります。

それでも直線道路なら、必要十分な速度で走ることは難しいことではありません。問題はカーブです。どのくらいの速度で走らせれば安全に曲がることができるのか、久しぶりにハンドルを握る方はなかなか把握するのが難しいかもしれません。

⑤ウインカー、ランプなどを使った他車とのコミュニケーション力

運転に関する基本の「き」でありながら、実はベテランドライバーでもなかなか使いこなせていないのが、ウインカーやヘッドランプを使った意思表示です。

交差点、車線変更などでは合図を出し、他の車両に自分の進路をしっかり伝えることで、お互いの安全性をしっかり確保することができます。しかし、ペーパードライバーは運転する間の気持ち的に余裕がないため、こうした合図を出すことを忘れがちです。

最近ではサンキューハザードと呼ばれるコミュニケーション方法が浸透していたり、パッシングによって道を譲ったり譲られたりといったやりとりも増えているように思えます。教習所では教わることがありませんが、こうしたローカルルールも、交通を円滑にするために取り入れたいものです。

 

本当に危ないのは、免許取得後に運転経験0のヒト

 

前項で述べた5つの忘れ物は、免許を取ってからしばらく運転した経験がある人ならば、簡単に思い出すことができるものばかりです。

よく「身体が覚えている」という言葉を使いますが、教習所のカリキュラムはまさに「身体に覚えさせる」ための反復練習。さらに公道で運転経験を積み重ねていくなかで、実地でも必要な動きや習慣が少しずつ身についていきます。そうやって一度ついた習慣は、たとえ忘れてしまったように思えても、何かのきっかけで意外にあっさり取り戻せるのです。

しかし、免許を取得してから運転経験を積んでこなかったペーパードライバーは、あらゆる動作や感覚が習慣として身についていません。それが結果的に、公道での運転に対する不安感や焦燥感につながってくるとも言えるでしょう。そんなペーパードライバーさんが改めて運転スキルを身につけるための特訓法をご紹介します。

脱!ペーパードライバー特訓法①:家族に教えてもらう

もっとも手っ取り早く予算もかからないのが、運転経験が豊富で上手な家族に、マンツーマンで運転を教えてもらうことです。基本的な操作方法を教えてもらい、助手席に乗せて運転法に関する指示を受けてみましょう。
家族と一緒なら、慣れ親しんだ近所の通りをマイカーで流すだけでもOKです。車両感覚や車幅感覚、スピード感覚はもとより危険予測なども含めて、実際に運転することで感覚的な能力は自然に身についてきます。

家族だと、気を使わなくてすむのがメリット。ただし、家族だからこそ慣れない運転に助手席でイライラしたり、注意されたりするシーンが増えてしまうかもしれませんので、ご注意を。

脱!ペーパードライバー特訓法②:教習所に通い直す

もっとも確実で安全性も高い対処法が「教習所に通い直す」ことです。ペーパードライバー向けのカリキュラムが設定されていますので、免許取得の教習と同じように、教官が隣に座ってさまざまなシーンで的確なアドバイスをしてくれます。

教習所内でも走行できるので、いきなり路上で運転を再開するのは怖いという方にはオススメ。さらに専用の教習車を使うことができるので、万が一の時、安全性が確保されているのもポイントです。これなら他のクルマに迷惑をかけることなく、運転感覚を取り戻すことができそうです。

脱!ペーパードライバー特訓法③:出張講習を受けてみる

教習所まで出かける時間がないという人にオススメなのが「出張講習」です。専門のインストラクターに自宅まで来てもらい、自分の車で慣れ親しんだ近所の道を安全に走るテクニックを学ぶことができます。

自宅の駐車場への車庫入れや、行き交いが難しい狭い通りといった普段使うコースの苦手ポイントを、実戦でしっかり克服することも可能です。普段から運転する機会の多い車だからこそ、その操作方法や特性をしっかり学びたい!そんな方には「出張講習」が適していると言えるでしょう。

 

まとめ

自動車を運転するのは、とても楽しいものです。機会がなかったために運転する感覚を忘れてしまっていたとしても、そのままにしておくのはとてももったいないこと。脱ペーパードライバー!を目指して、普段は行けないような場所へ遊びに行ける醍醐味をたっぷり満喫してください!

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