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路線別シミュレーション!もう迷わない首都高速道路の走り方【各論編】

路線別シミュレーション!もう迷わない首都高速道路の走り方【各論編】

東名高速道路、中央自動車道、関越自動車道に東北自動車道、常磐自動車道と、日本列島を走る主要高速道路が集まってくる首都高速道路は、日本の大動脈の中枢と言ってもいい道路。運営が始まって50年以上が経った現在も、改修・改良が続けられていて、ますます便利な道路に進化しつつあります。

その一方で、数多くの路線や複雑な分岐と合流、不可思議な出口・入口の配置といった「特殊」な構造のため、運転初心者にはなかなか高いハードルになっていることも事実。そこで今回は、主要路線ごとに気をつけるべきシチュエーションと、走り方のポイントについてご紹介します。

 

1号羽田線-K1号横羽線、右に左に出たり降りたりが頻繁な迷い路線

 

都心環状線の浜崎橋JCTから羽田空港出口までが「1号羽田線」、そこからさらに大師料金所を経て神奈川県横浜市の石川町JCTに至るのが「K1横羽線」です。全長はあわせて35kmほどですが、右車線側に出口・入口が多いのが最たる特徴と言えるでしょう。

とくに通勤ラッシュ時には、上りの浅田ICや羽田IC、下りの羽田ICなどで、右側にある出口先の信号渋滞が発生します。この時、出口手前からは黄色線に変わるので、真っ直ぐ進みたくても車線変更はできません。しかも、先の見えないカーブの先で突然渋滞しているなんてことも。そうした理由から、基本はキープレフトで走り続けるのがオススメです。

同じく、上りでは第三京浜、横浜新道方面に分岐する三ツ沢JCT、第三京浜に直結する生麦JCTや湾岸線方面に直結するK6川崎線、最終的に都心環状線につながる浜崎橋JCTでも、車線が減ることなく左側に分岐する形になっているので、1号線では慣れないうちはとにかく、左側を走るのが鉄則です。

この浜崎橋JCTは、上りでは湾岸線経由の11号台場線から合流する2車線と合わせて、一瞬4車線が交錯します。流れが澱みやすい上に、前を走っていた車が突然車線を変更し始めたりするケースもあるので、周囲の車の動きには十分に注意を。ご自身が環状線外回り方面に向かいたい場合には、早めのウインカーとスムーズな車線変更を心がけましょう。

内回り方向から下り方面に向かう場合も、キツめのカーブを越えた先でやはり一瞬4車線に変わります。そのまま走っていると湾岸線方面に連れて行かれてしまうので、右側2車線の1号羽田線へと車線変更しなければいけません。この時、羽田線側から湾岸線側に車線変更してくる車が非常に多いので、気をつけましょう。

2号目黒線は超短いコースながらコーナー多数。一ノ橋のJCTに注意

 

都心環状線一ノ橋JCTから戸越・荏原ICを結ぶ「2号目黒線」は、わずか5.9kmと短いながらも、カーブの数が多く曲がり方が急で、さらにはアップダウンもかなり大きいのが特徴です。オービスが設置されていないため、スピードを出す車も多くいます。ですから、基本的にはやはり左車線を、適切な速度で走り続けるのがいいでしょう。

他の環状道路に接続されていないので、分岐で迷うことはありません。首都高の中では、比較的走りやすいコースです。

 

3号渋谷線は大橋JCTの開通で流れがちょっと複雑

 

都心環状線谷町JCTから11.9km、用賀ICで東名高速道路と直結していることから、時間を問わず交通量が多く、渋滞が頻繁に起こっている「3号渋谷線」。ですが、首都高としては比較的なだらかなレイアウトで走りやすいコースと言えます。

中央環状線につながる大橋JCTが2010年から供用を始めたことで、この付近の流れが大きく変化しました。下りは分岐・合流ともに左側車線ですが、上りは分岐が右車線から。左車線を走ることを心がけつつ、大橋JCTや都心環状線(外回り方向)に向かう時には、手前で右車線に入っておくことをおススメします。

4号新宿線①屈指の難関コースは「始まり」が危ない

 

都心環状線三宅坂JCTから高井戸ICを経て、中央自動車道へとつながる「4号新宿線」は、全長13.5km。「5号池袋線」と並んで首都高の中でも、トップクラスの難関コースと言えるかもしれません。とくに三宅坂JCTから新宿ICにかけては急なカーブが連続し、しかもその先や手前に入口・出口があるという、ある意味トラップだらけの道です。
そして極め付けは、都心から下り方面に向かう時のアプローチ。もっとも近いのは霞ヶ関ICの外回り方向から入るルートですが、右側から都心環状線に合流したらすぐ左手に、三宅坂JCTに向かう分岐がやってきます。すばやく左側車線に移らなくては、4号線には行けません。

ここをうまく走るコツは、料金所をくぐった時、前の車との車間をできるだけ空けておくこと。そうすれば左ドアミラーで環状線の車の流れを把握し速度を合わせる余裕が生まれます。この時、手前の右車線だけでなく左車線の車の動きにも気を配ることを忘れずに。場所がトンネル内なのでほとんどのクルマはライトオンのため、近づいてくる様子がわかりやすいのが不幸中の幸いです。早めのウインカーで合流する意思を明確にした上でしっかり加速しながら合流したら、そのまま緩やかにさらに左へと車線を変えましょう。

時にびっくりするような速度で迫ってくる車両もいますが、相手もそれなりにこの場所の危険性を把握している可能性が大。ですからクラクションを鳴らされたとしても焦らずに、分岐の手前で車線変更を終わらせましょう。
どうしても「怖い」という人には、あえて霞ヶ関ICから乗ることはオススメしません。外回り方向なら、ひとつ手前の芝公園ICを使うのがベターでしょう。

 

4号新宿線②魔の直角カーブの先に待つ入口とPAとクネクネ道

 

「4号新宿線」の下り線は、ほかにも魔の直角カーブと呼ばれる参宮橋コーナーやそのすぐ先で右側にある新宿IC、中央環状線から合流する西新宿JCTが左車線に続き、さらに幡ヶ谷ICの出入口が右車線に現れます。が、下りに関しては左車線をキープしていれば、危ない思いをすることはまずありません。

この区間の課題は上りにあります。西新宿JCTを過ぎてすぐに左車線に新宿IC出口があり、そのすぐ先が急な右カーブになっています。ここでは左車線の走行をオススメしたいのですが、ここから3カ所、気をつけなければいけない合流が続きます。

まずはカーブのすぐ先にある新宿IC入口。合流スペースが短く、入ってくる車が見えた時にはタイミングの調整がかなり難しい状況になりがちです。そこをクリアして参宮橋コーナーを抜けると、今度はやはり左から代々木IC入口が登場、そのすぐ先には代々木PAがあって、ここもまた頻繁に出入りする車があるため、注意する必要があります。

上り線ではさらに、三宅坂JCTで内回り方向に分岐する時に気をつかいそうです。分岐の手前からトンネルになるので、多くは黄色線で車線変更が規制されています。

一瞬、変更が可能になる区間もありますが本当に短い間なので、結果的には早めに右車線に入っておいたほうがいいでしょう。ただ右車線は左に比べて流れが早いこともあり、それに乗って走ることも大切です。

そして極め付けはやっぱり霞ヶ関IC。こちらは出口の話となりますが、都心環状線に合流したらすぐ右側のカーブ途中に出口が設定されています。ここがまた信号待ちで渋滞しやすいポイントなので、分岐する前からスピードには十分注意しておきましょう。

 

5号池袋線は自動速度取締機の嵐!複雑怪奇な合流・分岐にも要注意

 

都心環状線竹橋JCTから外環道の美女木JCTまで21.5kmと、比較的長い経路を通る「5号池袋線」は、随所にオービスが設置されているドライバーにとっては気のおけないルートとしても知られています。

Rのキツいカーブが多いという点では、4号新宿線を凌ぐクネクネ道と言えるかもしれません。入口・出口に関してはとくに難しいポイントはありませんが、中央環状線とつながったことでとても便利なったと同時に少しややこしくなったのが、北池袋ICの先、熊野町JCTと板橋JCTの間、通称「いたくま」と呼ばれる分岐点です。この区間は構造上、5号線と中央環状線が共用する形になっています。どちらも二車線で合流してきて、一時は全4車線に変わります。2018年3月までは、変則的な3車線区間だったため、渋滞の名所でもありました。首都高速道路株式会社によれば改修によって、渋滞によって被る損失時間は約4割も減少したといいます。

実際、流れそのものはかなりスムーズになったようですが、目的地に向かうために右側車線に移っておかなければならない場合が上り下りともにあります。ここでは左右から合流が入り乱れることから、初心者にはちょっと緊張するシチュエーションであることは変わりなさそうです。

 

6号向島線は複数車線で連続する合流・分岐がややこしい

 

「6号向島線」は、都心からの起点となる都心環状線江戸橋JCTも含めると、10.5kmの経路上に合計4つもJCTが並ぶつなぎだらけのルートです。中でも江戸橋JCTから箱崎JCTかけての道のりは難関中の難関と言えるでしょう。

ここは江戸橋JCTの分岐先で都心環状線の外回りと内回りが合流して4車線になるとともに、箱崎JCTで湾岸線につながる9号深川線と、東北自動車道や京葉道路方面に向かう7号小松川線へとつながる6号向島線が分岐するという、説明していてもわかりづらいほどややこしい構造になっています。

たとえば左車線をキープしながら都心環状線内回りから右に分岐して箱崎JCTを目指すと、そのままでは9号深川線に入ることになります。6号向島線を目指すのであれば、どこかのタイミングで4車線のうち真ん中の2車線に移らなければならないのです。ちなみに一番左側の車線は、なんと9号深川線に接続する流れということでため、都心環状線外回りでアクセスした場合は、6号線方面ならキープレフト、9号線方面なら右車線に移る必要があります。

もう1カ所、上り下りともに全4車線が錯綜するのが、小菅JCTから堀切JCTのわずかな区間です。6号向島線が6号三郷線に変わるこのエリアでは、5号線のいたくま同様、中央環状線が共用する形になっています。左右からの合流・分岐が激しくならざるを得ないので、ここでもドライバーは細心の注意を払いつつ目的地に向かってコース変更しなければいけません。

 

B湾岸線の制限速度は80km/h×3車線。トンネルの出入り口に注意

 

最後に、Bがアイコンとなる「湾岸線」を安全に走るためのポイントをご紹介しましょう。ほかの路線とは異なり、湾岸線はほとんどが3車線で、しかも非常にゆったりとした道幅に設計されています。そのため、一般的な高速道路を走っている感覚とほとんど変わらず、最高速度も首都高としてはもっと高い80km/hに設定されている区間も。

基本的にカーブは緩やかで、若干のアップダウンはあるものの非常にリラックスした気分で走ることができるルートです。川崎浮島JCTのように、分岐がややこしくて面食らってしまいそうなところも一部でありますが、基本は一車線からの分岐・合流となるため、表示さえきちんと理解しておけば、それほど恐れる必要はないでしょう。

ただ制限速度が速いがゆえの注意点がひとつあります。それは、渋滞末尾での追突事故の危険性です。とくに見通しの悪いトンネル入口などで、入った途端に渋滞最後尾が現れる可能性も多々あります。上り線では東京港トンネルから羽田空港トンネルまでの区間が渋滞の名所。下り線も東京港トンネルで速度低下などが原因で渋滞が発生しやすいので、気をつけましょう。

また特に休祝日は、アクアラインに向かう流れが滞るために、川崎浮島JCTから長い渋滞が発生する場合があります。この時も、車線に関わらず動きが荒れる時がありますから、トンネルに入るときには最新の注意を払ったほうがいいでしょう。

 

まとめ

 

ひとくちに首都高と言っても、各路線によって様々な個性があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。その個性や特徴をしっかり把握したうえで、注意点に配慮しながら、ゆとりあるドライブを楽しんでくださいね。

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