• facebook
  • twitter
  • rss

その苦手、克服しませんか?ドライブがもっと楽しくなる運転のコツ

その苦手、克服しませんか?ドライブがもっと楽しくなる運転のコツ

みなさんは、どのような運転をする人を運転が上手なドライバーだと思いますか?

スポーツカーでスピードを出し、ビュンビュンとカーブを攻めるドライバーを想像した方もいるかもしれませんが、この場合、同乗者はヒヤヒヤして決して安全で安心とは言い難いですよね。運転がうまいドライバーとは、どんな道路でも安全かつスムーズに走行し、同乗者や周囲の車・歩行者などに恐怖心を抱かせない運転をしている人をいうものです。

しかし、免許を取得して時間が経った初心ドライバーでも毎日運転するベテランドライバーでも、「この運転は少し苦手かも」というシーンが1つや2つはあるはず。そこで今回は、多くのドライバーが苦手と感じている右左折時のコツや縦列駐車について苦手克服に向けたコツを紹介します。

 

右折が苦手でうまく曲がることができない

運転中、もっとも頻繁に行う操作であり、確認事項が多く、状況を即座に判断し意思決定しなければならない難関が交差点での右折です。特に、車線が複数ある大きな交差点での右折時は、

  • 対向直進車及び右左折車の動き
  • 対向車の陰に隠れやすい二輪車の存在
  • 道路を横断する歩行者・自転車の有無

をすべて確実にチェックし、安全に右折できるタイミングを見極めなくてはなりません。

また、交差点と一言で言っても、単車線と複数車線があったり、同じ複数車線でも右折がスムーズ・安全にできるように矢印信号が表示される交差点があったり、逆に設置されていないところがあったりと、それぞれ注意すべき点が異なることも苦手の原因になっているようです。

 

単車線の交差点における右折のコツ・注意点

単車線の交差点では、とくに後続車との追突リスクが高くなります。それを避けるためには、「3秒・30m前」を基本に、早めにウインカーを点灯させましょう。流れの早い道路であれば、もう少し早く合図を出しても構いません。

次に、自分が右折待ちの先頭である場合は停止線を少し超えた位置へ進み、センターラインと並行して停車しましょう。よく進行方向に向かって斜めに止めている方がいますが、もしも後続車に追突された場合、対向車線にはじき出される可能性があるため、ハンドルもまっすぐに保ち安全に右折できるタイミングを見計うことが安全な右折の第一歩。

また、右ウインカーを出していると、「チャンス」とばかりに対向車でいきなり右折を始める方がいますが、対向車の脇を縫って車や二輪車が直進してくる可能性があるため注意深く確認しなくてはなりません。対向車線の安全を確認したら、最後に横断する歩行者・自転車がいないかをチェックし、速やかにハンドルを切り交差点を通過しましょう。ちなみに、停止線を超えていれば信号が赤でも右折することがルールです。むしろ交差点内に留まり続けた場合、道路交通法違反として罰せられる可能性もありますのでご注意を。

 

複数車線(矢印アリ)の交差点における右折のコツ・注意点

直進・左折車は交差点への侵入が禁止となり、右折車のみ侵入・通過をして良いサインである右折矢印が点灯していれば、比較的苦手意識なくスムーズに右折することができます。

右折矢印付き交差点へは加速して信号を無視し突っ込んでくる直進車がたまにいますが、この場合、スピードが出ているためより重大な事故になりかねません。

矢印は交通量や右折待ち車両の多さ(車両感知センサーが付いている場合)に応じ数秒間点灯していますので、対向車がすべて停車したことをしっかり確認したうえで、右折を始めるようにしましょう。なお、右折矢印が点灯していて、横断歩道の信号はすでに赤になっていても「まだ渡り切っていないかもしれない!」という可能性を忘れず、確認を怠らないようにしましょう。

 

複数車線(矢印ナシ)の交差点における右折のコツ・注意点

複数車線の交差点であっても、右折先の道路が狭く単車線である場合、矢印信号が設置されていないことが多くあります。このケースが最も多くのドライバーが不安と苦手意識を増幅させているはずです。

とくに、対向車線の右折レーンにトラックやバスなどの大型車両が止まっていると、直進してくる車や二輪車の発見が遅れやすいので、視界が悪い先頭で右折待ちをしている場合は、いっそのこと信号が赤になってから右折したほうが安心・安全です。

比較的視界が広い後続車から、「早く言ってくれないかな」とばかりにクラクションを鳴らされたり、無言のプレッシャーを感じたりすることもあるかもしれませんが、それによって焦って飛び出し、事故に遭っては本末転倒です。焦ることなく、慎重かつ確認をしたうえで右折してください。

なお、赤信号でも右折しても良いのは停止線を超えている車だけなので、2・3番目で右折待ちをしていて赤信号の時点で停止線の手前にいる場合は、素直に青信号まで待ち同様の手順で右折しましょう。

左折時に縁石に乗り上げたり擦ったりしないか不安

左折時に後輪タイヤを縁石に乗り上げかけた、またはガードレールや壁にボディーを擦ってしまったなんてことは、程度は違えど多くのドライバーが経験していることかもしれません。

原因は、車が曲がるとき前輪より後輪の方が内側を通る「内輪差」が影響していることが多く、大型セダン・RV・ワンボックスなどといった、ホイールベースの長い車種の方が内輪差は大きくなります。ですので、初心者や運転に自信がない方の場合、レンタカーやカーシェアを利用するときは大型車種ではなく内輪差の小さいコンパクトカーや軽自動車を選んで運転することも、左折時のトラブルを予防して安全運転をするコツです。

所有している車であれば車種を自由自在に…というわけにもいきませんので、以下より安全・上手に左折をするテクニックを3ステップで紹介いたします。

 

ステップ1. 道路左側に幅寄せをする

まずは減速する前の段階で早めに左ウインカーを点灯し、バイクや自転車が通過できない位置まで、左側へ幅寄せしましょう。

ここで言う幅寄せとは、運転中に他車と異常接近する危険行為ではなく、教習所で習うキープレフトの延長上にあるドライブテクニックのこと。左折時に約50cmを目安として左へ幅寄せができれば、自転車やバイクを巻き込んでしまうリスクが大幅に低下します。

ただし、直接目視できる右側はともかく、ドライバーから離れた左側への幅寄せをするには、車幅感覚を正確に把握する必要があるため、少々慣れと訓練が必要です。自信がない方はガラガラの広い駐車場などで、引いてある白線を道路の左端と仮定し、幅寄せをする練習を何度か繰り返してみてください。そうすることで自然に車幅感覚がつかめてきますよ。

また、ドライバーの車幅感覚を補助してくれるコーナーポールを購入し活用するという手段もあります。コーナーポールは、カー用品店や通販などでほぼすべての車種に適合するものが1,000円程度で販売されていますし、DIYでも比較的簡単に取り付け可能な優れもの。内輪差が気になっていつも左折時大きく膨らんでしまう方は、ぜひ試してみてください。

 

ステップ2. 肩のラインがコーナーと重なったタイミングでハンドリングを開始

次に大事なポイントは、ハンドルを切り始めるタイミングです。内輪差を考慮すると自分の車の前輪がコーナーの先端より前に出た時で、ドライバーの肩が曲がり角の先端と重なれば、縁石に乗り上げたり擦ったりせず、スムーズに左折できます。

車のサイズが大きい場合は内輪差が大きくなるため、もう少し後ろの方でハンドルを切り始めるべきですが、車の大小に関わらずスピードが速いとハンドル操作が間に合わず、外側へ大きく膨らんで危険です。必ず、10km/h程度にしっかり減速してハンドルを切りましょう。

 

ステップ3. 歩行者や自転車がいないか確認して速やかに通過

最後に、歩行者や自転車がいないかしっかり確認し、アクセルを踏んでコーナーを通過すればスムーズな左折が完了です。この時、猛スピードで突っ込んでくる自転車や、死角に入り込みやすい小さな子供などを見逃すと大変ですので、サイドミラーだけではなく目視でも必ず確認を行ってください。

左折は、幅寄せからハンドルを切るタイミング、車速のキープなどやるべきことが多く、初心者ドライバーさんの場合は振り返る行為も危険を伴うため、死角をカバーする「補助ミラー」を付けておくのもおすすめです。安価で手に入るにもかかわらず、左折時の幅寄せや死角確認はもとより、狭い場所での駐車でも大活躍してくれますよ。

 

縦列駐車ができない・時間がかかる

運転免許を取得する課程において、最難関の運転テクニックとも言える縦列駐車。普段なかなか実践する機会がないため、ベテランドライバーでも顔をしかめるほど難しいものです。

開いているスペースがまちまちで、やるべき操作が多いため苦手意識を持つ方が多い縦列駐車ですが、以下で示す手順に沿って実行すれば、誰でも上手にできるようになります。なお、今回は進行方向に向かって左側への縦列駐車で、尚且つ前後双方に車が駐車しているケースの手順を解説します。

 

手順1. 縦列駐車可能か否かを確認

安全に縦列駐車をするには、自分の車全長の1.5倍程度の空きスペースが必要です。これ余よりも狭いと格段に難易度が上がりますし、出る時に他車と接触する可能性が高くなってきます。白線が引かれている場所なら感覚が掴みやすいのですが、そうでないケースではスペースの広さに差があるため、自分の技術で停められるかどうかを目でしっかりと確認しましょう。

 

手順2. スペースに入る前の停車位置

余裕ある空きスペースを見つけたら、まずハザードを付けて駐車する意思を示し、前方車の真横に約50cmの幅を取って停車、車の大きさが違う場合は中心線を揃えるようにすればOKです。

ここでは先程解説した左折時の幅寄せのコツが役立ちますが、一旦車から降りて目視するのもいいでしょう。助手席に同乗者がいる場合は窓を開けて腕を伸ばし、隣の車に触れるか触れないかの距離感なら、概ね50cmの幅を確保できているとわかります。

 

手順3. 左へハンドルを一杯に切ってバックする

停車位置についたらいよいよ駐車を開始します。この時、先にハンドルを左一杯切った後バックするのがコツです。バック開始と同時にハンドルを切り始めると、角度が出ずにやり直しになることも。最近の車にはパワステが付いているため、エンジンさえかかっていればハンドルを簡単に切ることができますから、ハンドルを先に切るというポイントこそが縦列駐車を上手に決めるセオリーだと覚えておきましょう。

 

手順4. 右ドアミラーに後方車全体が移ったらハンドルを戻す

手順3に沿ってゆっくりバックをしていると車前方が右側へ振れていき、徐々に後方の車が右ドアミラーに映り込んできます。周囲の安全を確認しつつ、そのままバックを続け後方車のすべてが映り込んだらそこでストップです。セオリーに沿って先にハンドルを戻し、再度駐車スペースへゆっくりとバックしてください。

 

手順5. 左側前部が前方車の右後部を通過したら右へハンドルを一杯に切る

停車位置と隣接車との幅が適切であること、そして、ためらわずにハンドルを一杯に切るというセオリーを守っていれば、前方車と接触することなく安全に駐車スペースへ進めるはずです。

まっすぐバックし、車の左前方が前方車の後端を通過したら停車、今度は右へハンドルを一杯に切って前後車と並行になったらハンドルを戻す。最後に位置関係を微調整すれば、最難関の縦列駐車が完了します。

ハンドルを逆に切るタイミングがバッチリなら、前方車と接触することはありませんが、早すぎた場合その限りではありませんし、寄せ切れずはみ出す可能性もあります。反対に遅すぎると、スペースへ平行に入る前に後部車や縁石、壁と近づきすぎ、この時に無理をすると接触する場合も。慣れないうちは一旦停車して車から降り、直接目で確認するといいでしょう。

 

まとめ

最後に触れた縦列駐車の場合は、車速が遅くて車や障害物と接触しても大きなトラブルや被害に発展することは少なく、失敗した時にはやり直すことができる操作です。それより注意したいのは交差点での右左折の方です。万が一事故を起こしてしまうと大きな被害が出たり、最悪の場合は尊い命が失われる可能性もあります。

もし、車を運転する機会が極端に少なく右左折が苦手という方は、各地で開催されている「ペーパードライバー講習」を受講し、運転技術を一定に保てるよう努めてもいいでしょう。

関連記事

TOP