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ズバリと解決!車トラブル相談室 ~真夏にありがちなこと編~

ズバリと解決!車トラブル相談室 ~真夏にありがちなこと編~

じめじめした梅雨が明けると、いよいよギラつく太陽がまぶしい夏本番。夏休みを控えた子供たちはウキウキし始め、家族で海や山へのレジャーを計画している方も多いはずです。しかし、気温が高い夏はラジエーターのオーバーヒートやバッテリー上がり以外にも、何かと車トラブルが多く発生する季節でもあるのです。

そこで今回は、7~8月にドライブレジャーを計画している方に向けて、知っていると意外に役に立つマメ知識を3点お伝えします。

 

Q.夏の車内は暑すぎてなかなかエアコンが効きません。何か良い方法はありませんか?

真夏の晴天時における車内温度は、まさに灼熱の砂漠にいるような暑さ。何も対策を取らずに長時間放置されている車の室内温度は70度以上、サンシェードを付けたり窓を少し開けたりしても50度を軽く超えるため、エアコンをつけてもすぐに効果は得られません。

さらに、最近の車は走行・燃費・安全性能、カーナビを始めとする快適装備も過去の車種より格段に充実していますが、唯一、エアコンの冷却性能だけは退化している事実をご存知でしょうか。その理由は、エアコンの効きを左右する冷却触媒ガスが、地球温暖化を食い止めるため冷却性能の高いフロンガスから冷却性能が低く環境にやさしい「代用フロンガス」へと変更されたためです。また、現在のエアコンガスは従来のガスより水分と結合しやすいうえ、運転時の振動によりガス漏れを起こし量が減っていくため、「去年は良く効いたのに今年は効きにくい!」なんてケースもあります。

改善策1.真夏がくる前にメンテナンスを!

まず実践したいのが、ガソリンスタンドなどで車のエアコンを点検してもらうことです。状態に応じて、エアコンクリーニング・ガス・コンプレサーオイル補充・エアコンフィルター交換などを行なってください。

改善策2.コストゼロ!車内温度を前もって下げておく

夏の車内温度が高いのは、密閉された車内の空気が温室効果により熱せられるからです。まずはその熱気を外に追い出すことから始めましょう。一番初めに助手席側の窓を前後とも全開にして、運転席側のドアを「バタンバタン」と4~5回程度開け閉めします。すると、熱気の多くを助手席側窓から車外に追い出すことができ、車内温度は一気に10~15度ほど低下します。

その後、運転席側の窓も全開にしたうえで、次の手順を行なってください。

1.エアコンをMAX「外気導入」に設定して運転スタート
2.外気温程度にまで下がったら窓を閉める
3.冷却効果の高い「内気循環」に切り替える

この方法であれば、車内が冷えるまでの時間を大幅に短縮できるため、燃費向上というお財布に優しい追加効果まで期待できます。ちなみに、カー用品店では車内温度を下げる効果がある「冷却スプレー」が販売されていますが、せいぜい3~5度下げるのが精いっぱいです。また、サウナ状態になる車内に放置したままにしておくと破裂・爆発する恐れもあるため、オススメはしません。

 

Q.燃料警告灯が点いてからどれぐらいの距離を走れるか教えてください

夏のロングドライブ中に燃料警告灯が点灯すると、危険を感じて気持ちが焦るものです。街中ならともかく、ガソリンスタンドが少ない地方へ出向いている場合、車の燃料警告灯がついてからどの程度走行できるのかを事前に知っておきたいところ。

某有名自動車情報誌が実施した各メーカーへの聞き取り調査によると、燃料警告灯が点灯する燃料の残量に明確な基準はないものの、以下の数値を切ると点灯するように設定されているそうです。

  • 軽自動車・・・約4L
  • 小型普通車・・・約5~6L
  • 中型普通車、ミニバン・・・約6~7L
  • 大型ミニバン、セダン・・・約8~10L

つまり、実質燃費15km/Lの軽自動車の場合、燃料警告灯が点灯してから60km程度を走行できる計算になります。自分の車がどのくらいで点灯するのか気になる方は、取扱説明書に車種ごとの点灯残量が明記されているので確認をしてみてください。普段の燃費と掛け合わせれば大まかな目安を知ることができますよ。ただし、燃費は乗車人数や走行方法、どんな道をどう走っているかで大きく変わるため、目安がわかったとしても油断は禁物です。

遠出ではガス欠にご注意を!

ガス欠をすると車はその場で立ち往生することになります。そうなればカーエアコンを効かせることができないため、年配の方や小さい子供が熱中症にかかる危険性も高まります。また、高速道路上でガス欠を起こした場合は交通違反とされ、違反点数と反則金が課せられますので、お出かけ前に余裕を持って給油しておきましょう。

 

Q.海や山に行くので、サンダルで運転したいのですが問題ないでしょうか?

ちょっと近くのコンビニに…なんて時もそうですが、レジャーで海や山、川などに車でお出かけする機会も多い夏場は、涼しくて楽ちんなサンダルで運転しているドライバーさんをたまに見かけます。

はっきりとサンダルはNG!と明記されているわけではありませんが、道路交通法第70条で定められている、以下の部分が抵触する可能性があります。

「車両等の運転者はハンドルブレーキを確実に操作し、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。」
※第70条より一部を抜粋

もし、検挙された場合、3ヵ月以下の懲役もしくは5万円以下の罰金の刑事罰が科せられる可能性があります。また、道交法以外にも、各自治体の公安委員会も独自の規定を設けています。東京都を例に挙げると、「運転者の遵守事項」として運転操作に支障をきたす恐れのある履物では運転をしないように明記しており、反則金の規定も記載されているのです。

都道府県ごとに名指ししている履物は異なりますが、「サンダル・スリッパ・下駄・ハイヒール・厚底ブーツ」など、アクセル・ブレーキペダルの踏み間違いを起こしかねないとされています。つまり、滑ったり脱げたりペダルに底が挟まったりしやすい履物で、車を運転してはいけないということです。違反になるかならないかを抜きにして、運転は安全第一が基本ですので、普段から履きなれたビジネスシューズやスニーカーなど、滑りにくくフィット感があり底の薄い靴での運転を心がけましょう。

もし、海や山などの出先で動きやすい履物を利用したいのであれば、履き替え用のサンダルなどを、運転用とは別に車に積み込めば問題ありません。夏場はムレやすい足元をケアするための消臭・除菌スプレーなどを準備しておくとさらに万全です。ちなみに、かかとを固定できるサンダルならOK!と解釈されているケースもありますが、必ずしも違反に該当しないとは限りません。

 

まとめ

旅行前にちょっとした知識とコツを抑えて事前準備しておけば、大抵のトラブルを回避することができます。今回の記事を参考にして、愛車と家族とのサマーバケーションを目一杯楽しんでくださいね。

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