• facebook
  • twitter
  • rss

先進技術はここまできた!最新機能で運転がもっと安全なものへ

先進技術はここまできた!最新機能で運転がもっと安全なものへ

日常のドライブをより安全・安心なものとするために、開発・自動車へ搭載されている先進技術は、日々進化しながら普及が進み、2017年時点で約9,000億円にまで市場規模も拡大しています。

そこで今回は、自分自身はもちろん、同乗する大切な家族を守るべく、先進技術が搭載された車の購入を視野に入れているユーザーに向けて最新サポート機能を解説しましょう。

 

将来は完全なる自動運転も!? 現在の先進運転支援技術

はじめに触れる先進技術は、運転の自動化と適応能力アップのために開発された、運転支援システム(以下ADAS)です。車の運転支援技術は、段階に応じて以下のようにレベル分けされています。

レベル0「ドライバーのみが操作」
レベル1「運転支援」
レベル2「部分的自動操作」
レベル3「条件付き自動運転」
レベル4・5「完全自動運転」

手放しで運転できるレベル4・5を搭載した車が街中にバンバン登場する世界は、もう少し先の未来のお話かもしれません。また、高速道路など走行条件が限定的でありつつも、交通状況を認知して運転に関わる全ての操作を車が行うレベル3は、2017年10月に登場した「新型アウディA8」に世界初搭載され、大きな話題となりました。

しかし、日本では現状、レベル3での走行が許可されていないため、国内でレベル3の自動運転を体感することはできません。一方、あくまで運転をサポートするのが目的であるレベル2までは、多くの現行車種に採用されています。

 

レベル1のADASに該当するのは

トヨタを例に挙げると、車線から逸脱する可能性をブザーで警告したり、逸脱回避のためステアリング操作を支援する「レーンディパーチャーアラート」や、車線維持に必要な操作支援も行う「レーンキーピングアシスト」は、レベル1のADASです。各メーカーこぞって採用しているのが、このレベル1に相当する車線逸脱予防・復帰操作サポート技術で、名称はそれぞれ異なりますが、基本的なメカニズムや機能に大差はありません。

  • 日産・・・レーンディパーチャープリベンション
  • ホンダ・・・レーンキープアシストシステム
  • マツダ・・・レーンデパーチャーワーニングシステム
  • スバル・・・アクティブレーンキープ
  • VW・・・レーンアシスト
  • BMW・・・レーン・ディパーチャー・ウォーニング

レベル2のADASに該当するのは

ドライバーのウインカー操作を支援開始の合図とし、レーンチェンジのためのステアリング操作に加え、加減速や車線変更先の安全監視までサポートする、レクサスの「レーンチェンジアシスト」が該当します。

いずれも、ひとくくりにレーンキープアシスト機能と呼ばれるもので、不注意・ハンドル誤操作による事故発生の抑制、警告音による居眠り状態からの回復、縁石などとの衝突によるタイヤ・ホイール破損予防などの効果が認められています。また、商用車による事故のうち、5件に1件が側方を走行する車との衝突との報告もあるため、ADAS搭載車両を積極的に導入することにより、重大事故を減少できるとされています。

 

ADASだけじゃない!苦手克服に役立つ便利で安全な先進技術3選

現時点においては、ハンドルやアクセル、ブレーキまですべて車が自動で行ってくれるという話はまだまだ先の話ですし、レベル2に相当するADASは現在高級車にしか採用されていないため、購入するにはなかなかハードルが高いと言えるかもしれません。

しかし、ADAS以外にも安全性・快適性を向上してくれる先進技術や装備もあり、一般車両への搭載が年々進んでいます。ドライバーが抱きやすい運転への苦手意識やドライブシーン・用途などのケース別に、コスパを加味した先進技術と装備を厳選してご紹介します。

誤発進抑制制御機能

近年、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が増加している中、それを防止するシステムを標準装備するべきでは?という声があちこちからたくさん挙がっています。そんな中、停車時や低速走行時ドライバーがブレーキと間違えて、アクセルを踏み込んでも、前方のカメラなどが障害物を認識・急発進を抑制する先進技術の搭載車が増加しています。

年齢を重ねたことで、視力や反応速度が「少し落ちたかなぁ…」と自覚している年配ドライバーはもちろん、過去に操作ミスで他車後部に衝突したことがある方や、日頃からせっかちかもと感じる方は、新車購入時にこの機能が搭載されたモデルを選んでみては。

この機能は新車購入時のオプション設定のみならず、すでに乗っている車に「後付け」することも可能です。自動車メーカーが提供している本格的なものならば5~6万円程度、社外品であれば2~3万円程度で購入・搭載することもできます(取付には工賃が別途かかります)。

アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)

長距離でなおかつ高速道路を走行する場合、前の車との間隔を維持することが何よりも大事なことです。しかし、常に意識した状態で運転すると気付かずうちに力が入って疲れがたまりますし、速度の微調整は簡単ではありません。そのため、気がついたら前方車のすぐ近くに接近していたなんてことも…。そんなシーンで威力を発揮するのが通称「ACC」と呼ばれるこちらです。

ACCは正式名称を「定速走行・車間距離制御装置」と言い、搭載されたカメラ・レーダーからの情報をCPUが瞬時に分析、ドライバーが設定した車速で車間距離を一定に保った走行を自動で行う、クルーズ・コントロール(CC)の進化版です。ACCがもたらすメリットは、安全な車間距離の自動検知と制御、勾配の急な道路走行時の不用意な速度アップ・ダウンの防止、アクセル・ブレーキの一部自動操作による疲労軽減などが挙げられます。ACCは、ノロノロ運転や渋滞に巻き込まれた時にも同様の効果を発揮しますので、長距離走行をよく利用する方はもちろん、混雑しやすい都市部を走行する機会の多い方にぴったりとも言える先進技術です。

自動防眩型・廃坑可変型ヘッドライト

前方の先行車や対向車等を検知し、ハイビーム・ロービームを自動切替する「自動切換型ヘッドライト」の、アップグレードバージョンがこの機能です。

自動切換型との違いは、自動防眩型という名前にヒントがあります。このタイプは、ハイビームのまま走行しても先行車や対向車のドライバーが眩(まぶ)しさを感じないよう、当該車両のエリアのみ部分的に「減光」する機能が備わっています。常に可視範囲の広がるハイビームで走行をしていても目の眩みに起因する事故発生抑制につながるため、普及啓発が進められているのです。また、最近ではハンドルや方向指示器などの操作に併せ、水平方向の照射範囲を自動的に拡大する「配光可変型」も登場しました。いずれも夜間走行の安全性を大幅に向上させる装備として、新型モデルへの採用が進んでいます。

この2つの先進技術は、夜間や暗い時間での走行機会が多い方ですが、降雪によって視界が不明瞭となりやすい北国にお住いのユーザーにとっても、力強い装備の1つになり得るでしょう。

 

まとめ

今回解説・紹介してきた先進技術は、どれも事故を未然に防ぐことを目的としている、「アクティブセーフティ技術」の代表格です。

どれも優秀で安全性を大きく高めてくれる技術ですが、3点式シートベルトやチャイルドシートなどといった、「パッシブセーフティ装備」を正しく使用することこそ、基本中の基本となります。ですので、技術で守られているからと油断するのではなく、日頃からシートベルト着用・チャイルドシート利用を徹底したうえで、先進技術を作動させてしまうような、「急」がつく運転をしないことを、普段から心がけておきましょう。

関連記事

TOP