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車のエアコンの臭いが気になる!応急処置と掃除方法を解説します

車のエアコンの臭いが気になる!応急処置と掃除方法を解説します

温暖な春から夏に近づくにつれ、気温と湿度が徐々に高くなってきます。そんな暑い日の車の移動を快適に過ごすために欠かせないのがエアコンです。しかし、ありがちなのが、炎天下の夏場、車に乗り込んでエアコンをつけたとたん、「なんだか臭い…」と鼻を覆ってしまいたくなるシーン。

そこで今回は、エアコンの臭いをなんとかしたいという人に向けて、原因と対策、すぐにできるニオイ対策をご紹介します。本格的にエアコンを活用する季節がくる前に、早めに準備と対策を行いましょう!

 

ニオイの原因は汚れとカビ

車内全体からする匂いであれば、汗やタバコ、食べ物や香水など、数多くの原因が考えられます。しかし中でも圧倒的に多いのが「エアコンのスイッチを入れると、洗濯物の生乾きのようなカビ臭いがする」という声。エアコンからする臭いの原因として考えられるのは、エアコン内部に付着したカビやニオイ菌の繁殖によるものです。

車のエアコンには、空気を冷やし車内に送り出すエバポレーターという部品が組み込まれています。冷たい空気が出るのは、期待に高圧をかけて圧縮し液体へと変化させ、液化した気体が常圧で気体に戻る時に熱を奪うためです。冷風を作るために欠かせないエバポレーターは、換気が悪く水分が集りやすい構造のうえ、掃除がしづらい車内部にあるのでホコリや汚れが溜まりやすくなっています。そのため、車の中でも特にカビが発生しやすい場所です。

そして、カビは温度と湿度と栄養によって繁殖するもの。温度は25〜30度、湿度は65%、そしてタンパク質や脂分、繊維、木材、ホコリ、あらゆるものを栄養としています。温度と湿度だけ見ると、一年の中でも梅雨〜夏がカビの発生しやすい時期であることがわかります。つまり、季節要因に加え、汚れやすく高温多湿になりやすいエバポレーター周辺は、車の中でも特にカビが発生しやすい場所と言えるでしょう。

本来、カビ自体にはニオイはありませんが、カビが元で繁殖する菌が悪臭の成分を発生させています。最近の研究よれば、カビやニオイ菌による気管支系やアレルギー性の病気等の健康被害を引き起こす恐れがあると言われていますので、エアコンから不快なにおいがしたら早急に対処すべきだと考えましょう。

 

車のエアコンの不快な臭いを解決するには

不快な匂いの原因がカビだとわかったら、エアコンの湿気やホコリを取り除くのが一番の近道です。とはいえ、掃除には準備と時間がかかりますので、「これから出かけたい」「クリーニングは週末じゃないとできない」など、いますぐ解決したい方であれば、市販されている消臭グッズを利用し、頑固なカビを発生元から解決したい場合はエアコンのクリーニングを実施してください。

以下、応急処置編としっかりクリーニングの応用編を紹介します。

 

応急処理編:消臭グッズで瞬時に臭いを消す

市販の消臭グッズは、最近ではドラッグストアなどでも購入できますし、値段も500~1,000円前後とお手頃です。エアコン付近に吹きかけるだけ、または設置するだけですので、自分の手で瞬時に解決することができます。ただし、あくまで表面的な改善策であるため、エアコンの奥に潜むカビやこびりついた汚れを取り除くことまではできない、と考えておいた方がいいでしょう。

消臭グッズは大きく分けて3タイプに分けられます。

タイプ特徴
クリップタイプエアコンの吹出口に、消臭剤を取り付ける最も手軽なタイプです。吹出口から送り出される空気に対して効果がありますが、見える位置に取り付けるため、できるだけインテリアの雰囲気を壊したくないという人には向いていません。
スプレータイプエアコンの吹出口に消臭剤を直接噴射するタイプです。吹出口に近いカビやダクト内部の汚れに強く、作業時間も5~6分とお手軽ですが、奥の方の汚れには薬剤が届きにくい弱点があります。
スチームタイプ助手席の足元に置いて消臭スチームを発生させるタイプです。約30分でエアコン内部~車内全体に消臭成分を浸透させるため、効果の範囲は広いものの、頑固なカビに対しては効果が薄いという欠点があります。

アルコール系、わさびオイル系、銀イオン系、塩素系など、さまざまな消臭グッズが市販されていますが、なるべく車専用でエアコンの臭い対策ができる商品を選んでください。車の中に常に置いておくこともできますので、一時的な解決策にはぴったり。

しかし、こびりついたカビが原因の場合、ニオイの原因の全てを取り除かない限り、効果は一時的なものとして捉えておきましょう。

 

応用編:エアコンのクリーニングを実施する

市販の消臭グッズでニオイが解決しない場合は、汚れや水分が付きやすくカビの発生元であるエアコンの内部を直接クリーニングしましょう。重点的に解決したいのは、空気を冷やすエバポレーターと車外や車内から取り込んだ空気をキレイにするエアフィルターの二つ。

基本的には、エバポレーターの洗浄、エアコンフィルターの交換、ブロアファンの洗浄の三点を掃除することでニオイの元を解決できます。クリーニングはご自身でも対応できますし、プロに任せることもできますので予算や予定を考慮した上で対応しましょう。可能であればエアコンを本格的に利用する手前のタイミングで行うのがベストです。

用意するもの・・エバポレータークリーナー、新しいエアコンフィルター、不要なタオル数枚、ドライバーやレンチ

エバポレーターのクリーニングには、業務用の洗浄液として利用されている「クイックエバポレーター クリーナーS」がおすすめです。整備工場やディーラーに依頼した場合も同じ洗浄液を使うことが多く、洗浄力に期待が持てます。業務用のためカー用品店ではあまり取り扱いがなく、Amazon で購入する方が多いようです。気になる金額は2,200円〜。

作業中に洗浄液が床に漏れることもあるため、まずは不要なタオルを数枚ほど敷きます。多くの車がグローブボックスの裏側にエバポレーターを設置していますので、まずはグローブボックスを取り外します。そうすると目の前にホコリの溜まったエアコンフィルターが見えるので取り外しましょう。危険ですので、この作業をしているときは奥へ手を突っ込まないようにしてください。

エアコンフィルターを外すと下にブロアモーターが見えますが、時間があればこちらも一緒にクリーニングしましょう(取り外しにはドライバーやレンチなどの工具が必要です)。ここまできたら、いよいよ説明書に従ってクリーナーを注入し、エバポレーターの洗浄です。その際にウェットティッシュや除菌クリーナー等で車両側の汚れを拭き取ってください。しっかり洗浄したらよく乾かし、逆の手順で取り付ければ完了です。

輸入車やハイブリッド車などは構造上の違いにより、ご自身でのクリーニングが難しい、または故障の原因を作ってしまう場合もあります。クリーニングを始める前に構造を理解し、わからない場合は購入店に聞くなどして自分で行えるものかどうかを相談しましょう。

 

参考として、大手カー用品店でクリーニングする場合の料金目安は次のようになっています。

サービス内容目安工賃目安時間
イエローハットエアコン消臭各店舗にお問い合わせください
エアコンフィルター700円~(税込756円~)15分~
オートバックスエバポレーターの洗浄1台 3,790円~(税込4,093円~)30分~
エアコンフィルター交換1,000円~(税込1,080円~)15分~

車種や店舗によって料金が異なりますので、利用の際は店舗に確認をしてください。

 

エアコンのニオイ予防をするには

エアコンの掃除はなかなかこまめにはできませんので、掃除をしたら次のような予防対策を実施し、なるべくカビが発生しないようにしましょう。

エアコン内部の湿気をカット!

水滴がついたままエンジンを切ると、湿気をそのまま放置することになるためカビと臭いの原因になります。そのため、エアコン内の湿気を取り除く方法を実施しましょう。まずはエアコンのボタンをオフにして設定温度を一番上に設定します。そうしたら、強風で送風し、10分程度を目安に換気を行いましょう。湿気を含んでいた空気が乾いた空気に変われば完了です。

また、暖房の熱でカビの水分を蒸発させれば、カビ臭さを一時的に抑えることもできます。手順は車のエンジンをかけ暖房を最大にして10分ほど放置するだけです。ただし、あくまでも応急処置として捉えておきましょう。

エアコンフィルターをこまめに交換する

大掃除の一歩手前、エアコンフィルターの交換です。交換の目安は試用期間が1年、走行距離が1万kmとされていますが、これはあくまで目安の数値。粉塵が多い地域を走行する機会が多いと汚れもたまりやすくなるため、もう少し短い期間で交換してもいいでしょう。

 

まとめ

エアコンがフル稼働する季節は、もう目の前まできています。車内は密室空間のため、夏の暑い日にエアコンをつけて悪臭が蔓延すると、テンションが下がるどころか体調を崩してしまう場合も。シーズン手前で早めの対策を心がけてくださいね。

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