
おかしを与えるとボロボロ床にこぼしてしまう、前の席を蹴って座席シートが靴跡だらけ、ジュースをこぼしてシートに大きなシミが!などなど、小さなお子さまとのドライブは楽しいものですが、たとえ新車であってもすぐに車内が汚れてしまうのが悩みのタネ。ドライブから帰って、毎回、時間をかけて掃除するわけにもいきませんよね。
ゴミや汚れをすべて無くすことは難しくても、なるべく時短かつ簡単に掃除できれば、少しは負担がなくなるはず。今回は、小さなお子さまがいても車内をなるべく清潔に保てる5つのアイテムをご紹介します。
砂やホコリ、飲み物の汚れも気にならない!「シートカバー」
簡単・すぐに取り付けられるシートカバーは、泥砂やホコリ、ジュースなどの液体、どんなものからもシートを守ってくれる優れものです。
さまざまなデザインと材質のシートカバーが販売されていますので、車内のインテリアを変えるような感覚で選ぶ楽しみか方もできます。車内の雰囲気もガラッと変わるので、何点か用意して季節によって雰囲気を替えてもいいですね。
シートカバーの価格帯目安:2,000円~
選ぶポイント
・シートへのフィット感
シートカバーは非常に多くの種類が販売されていますが、軽自動車or普通車、助手席or後部座席、後部座席用でも2人掛けor3人掛けかなどでサイズ感が変わってきますので、選ぶ前に車の種類やシートの形状を調べておきましょう。購入したあとにサイズが合わないと、返品などで手間がかかってしまいます。
・材質は防水性のファブリックが◎
シートカバーの材質には、布製のファブリックかレザー(革)の2種類がほとんどです。小さなお子さまがいる場合は、汚れても洗濯機で丸洗いができる「ファブリック」製がおすすめ。さらに防水効果があるものだと、飲み物をこぼした時もサッと一拭きできれいになりますよ。
・耐久性があるかどうか
長期的にシートカバーを利用するなら、商品説明文に「耐久性」と記載されたものを選びましょう。子どもがシートカバーを引っ張って破ってしまったという話もよく聞きますので、薄手の素材は避けたほうがベター。
車内外で活躍する「おむつ替えマット」
外出先のトイレにオムツ交換台がない、お出かけ先のトイレが長蛇の列でなかなかトイレまでたどり着けないというようなシーンはよくあります。
そんな時は、車内でオムツ替えをしなくてはなりませんが、車内だと限られた空間で対処しなくてはならず、替えている最中にシートを汚してしまうこともあるでしょう。そんなとき、どんな車内でも利用できるおむつ替えマットが一枚あると非常に役立ちます。
おむつ替えマット価格帯目安:500~3,000円
選ぶポイント
・お肌にやさしいものを
新生児だと1日になんどもおしっこやウンチをするため、おむつを替えるタイミングも10回以上になります。おむつを替える際におしっこをして既存のシートを汚してしまうことも考えられますが、おむつ替えマットが一枚あれば汚れを心配する必要もありません。おむつ替えマットには、「消臭効果」や「防菌作用」があるものも多く、万が一汚れてもお手入れが簡単です。肌が直接触れるものですので、柔らかく、お肌にやさしい素材を選んでください。
・携帯しやすさ
折り畳めて携帯できるタイプであれば、車内だけでなくどこにでも持ち運びができますので、サービスエリアや休憩所のベビーベッドなど、どこでも使用ができます。車内用には手洗いできるものを一枚、外出用は使い捨てなど、使い分けてもいいでしょう。
小さな食べかすもサッときれいに!「車内用掃除機」
お子さまがぐずったり騒いだりした時に、おやつをあげて落ち着かせる方も多いはず。しかし、ビスケットやスナック菓子などボロボロとこぼれやすいお菓子だと、食べかすが掃除しづらい箇所にあちこち落ちてしまうことも。そんな時は車内用掃除機で、こまめに吸い取っちゃいましょう。
車内用掃除機の価格帯目安:2,000~5,000円

出典:HOTOR (amazonより)
選ぶポイント
・どんな狭いところにも入るコンパクトサイズ
車内用の掃除機は、コンパクトでノズルが小さいタイプを選びましょう。背もたれと座面の隙間、フロアマットの下、手では届かないような狭い隙間でも汚れを吸い取ることができるため、隅々まできれいにしてくれます。
・「LEDライト付き」「乾湿両用」「静音」の3点が揃っている
車用掃除機といっても、多くの機能を備えたものが販売されていますが、外せないのは、「LEDライト付き」「乾湿両用」「静音」の三点です。狭くて暗い箇所でも、LEDライトを照らせば見落とすことがありません。また、乾湿両用の掃除機なら、ジュースをこぼしても掃除機で吸い取ることができますし、静音タイプなら大きな音で子どもがびっくりすることもありません。
・シガーソケット式が便利
シガーソケットに挿して使用するタイプは、毎回充電する煩わしさや電源切れの心配がありません。シガーソケットに挿すだけですぐに利用できるのもメリットです。
砂・泥対策は「ゴムマット」で
雨の日のお出かけ、またはスポーツやアウトドアでお出かけした時に気になるのが車内に溜まりやすい砂や泥。とくに泥はマットレスにこびりつきやすく、掃除も洗濯も一苦労です。ゴムマットは泥も雨水もしっかりキャッチしてくれるうえ、汚れたら洗うだけという気軽さが最大のメリット。洗ったあとの乾きが早いので、手入れも楽チンです。
ゴムマットの価格帯目安:500~5,000円
選ぶポイント
・雨の日の泥水でお悩みなら、バケット型のゴムマットを
雨の日はどうしても、泥水が車内に残りやすいものですが、シート下に貯まったは泥水は掃除にも一苦労。バケット型のゴムマットなら、溝に汚れや水滴が溜まりやすい構造になっているので、車内に水滴が付着しにくくなります。掃除は外して洗うだけ!
・ズレ防止のためぴったりサイズを
ゴムマットは、普通車用・軽自動車用、フロント用・2列目用など、車内の広さや車種ごとにぴったりな大きさが変わってきます。大きさが合わないとずれたり滑ったりして汚れを拾いにくくさせるため、自分の車に適合したゴムマットを選びましょう。
嘔吐やおもらし対策に「エチケット袋」
急に体調を崩して吐きそう…。なんの前触れもなく、車内で子どもが嘔吐をしてしまうと、後々室内の掃除も大変ですし、ニオイが残って気になってしまうもの。そんな万が一に備えておきたいのがニオイと漏れをしっかり防げる「エチケット袋」です。ゴミ袋よりも消臭効果や密閉効果が高いため衛生的ですし、片付けも簡単です。
エチケット袋の価格帯目安:300~2,500円
選ぶポイント
・防臭効果や密閉効果が高いもの
袋の口にひもがついている、またはチャックがついているものであれば、しっかり密封することができますので、万が一の感染予防の観点から見ても安心です。使用後はなるべく早めに廃棄しましょう。
・吸水材入りのものを選ぼう
吸水剤が凝固剤入っているエチケット袋なら、すばやく固めて後片付けもより簡単に。外に漏れることもありません。
まとめ
小さいうちは、車内で遊んだり飲食したり、ときにはおもらしをしてしまったりと、手がかかるものです。車内が汚れてもすぐに対応できるよう、事前準備をしっかりとしてお出かけしましょう!