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初めての新車購入で失敗しない4つのポイント

初めての新車購入で失敗しない4つのポイント

よほどの高所得者やカーマニアでもない限り、人生の中で新車を購入する機会は数回程度。ましてや初めての新車購入ともなると、どの販売店でどんな車を購入すべきなのか、右も左もわからないなんてこともあるはずです。

しかし、新車販売店いる営業マンは、何人もの顧客と常に商談をこなしているため慣れた手つきであれやこれやとセールストークを繰り出し、何とか自社の車を販売しようとしてきます。

そこで今回は、初めて新車を購入するユーザーが抱くことの多い疑問に回答しながら、「失敗しない」車選びのポイントをお伝えしていきましょう。

 

①ライフスタイルの変化を視野に入れて購入形態を決めよう

まず、至って初歩的な話から始めますが、組まれるローンの返済期間と車検タイミング、さらに市場に多く出回っている中古車の年式を加味すると、新車は購入から5~7年、乗り続けられるのが一般的です。

しかし、5~7年という年月の中でも結婚・出産による家族構成の変化や転勤に伴う引越しなど人によってはライフステージが大きく変わってくるため、購入時にはベストだった車が、以降のカーライフプランとそぐわない可能性も出てきます。

そうなると、選んだ新車を長年乗り続けるより、それぞれのタイミングでライフスタイルに合った車に乗り換えるカーリースの方がコストも安くなりますし、利便性も高いといえます。また、何かのタイミングで車が必要でなくなり、その車を売却をせずに保持したままにすると、自動車税がかかるばかりか車の価値が時を追うごとにドンドン下がり損をしてしまいます。

とはいえ、返済途中で買い替える場合は、新たにローンを組まなくてはなりませんし、売却益がローンの残債残高を下回ったら、一括返済しないと新たなローンを組めないケースも。

希望を反映するべきではないという訳ではありませんが、最低でもローンが終了する期間は乗り続けた方が、コスト的に見てプラス要素が大きくなります。ですので、既婚者や転勤族などライフスタイルが変化しやすい方の場合は、車種選びをインスピレーションだけに頼ってしまうのではなく、数年後のライフステージの変化を加味して購入かカーリースか、ベストなプランを選びましょう。

 

②購入すべきはやっぱり国産車?

「国産が一番」という保守的な考えではなく、あくまで公平な立場で言わせてもらいますと、初めて新車を購入するクルマ初心者さんであれば輸入車よりも国産車を選んだほうが「失敗しにくい」といえます。

その理由は大きく3つ。1つ目は輸入車はどれも、輸送コストや国内ディーラーでの人件費・施設費がかさんでしまうことを原因に、同レベルの車種でも購入コストが少々高めだからです。

次に、最近の輸入車は以前より品質が向上して長寿命化してきましたが、それでも消耗品の交換や故障・事故に伴う修理などは、国産車と同様に発生します。海外メーカーは日本で販売するモデルは「日本仕様」と謳ってはいますが、日本とは、湿度・気候・道路環境などが全く異なるため、国産車よりトラブルの発生率が高めとなります。

また、国産車の場合は交換部品の調達が簡単で、修理に用いる機材の規格がドライバー1つとっても、全メーカーで統一されているため、維持コストが安上がりです。輸入車の場合パーツを取り寄せるのも一苦労なうえ、国によって修理機材の規格もバラバラ。

さらに、修理を手掛けるには、専門的な知識と技術を持ったメカニックの育成が不可欠であるため、いちいち維持コストが高く、オイル交換1つみても国産車より多くの費用が掛かってしまうのです。

加えて、上記の2つが主な要因となり、輸入車の中古車市場における評価は低く、乗り換え時に査定に出しても新車価格と比例しない、安い買取額しか出てこないことが多いのです。

以上のことから、初めて新車購入する方のみならず、「絶対に輸入車がイイ!」という強いこだわりが無ければ、国産車の中から選んだほうが無難と言えるでしょう。

 

③オプションはつけるべきですか?

新車を購入する楽しみの1つに、グレードやカラーリングはもちろん、オプションで自分好みに変えることができるということがあります。一言でオプションと言われていますが、実は2種類あります。

本革シートやサンルーフ、純正エアロなどといったメーカーオプションと、バイザーやフロアマット、アルミホイールなどといったディーラーオプションです。

メーカーオプションは上記の項目でなんとなく見当が付くかもしれませんが、基本的に後付が難しいものが多く、新車購入の契約を結ぶ段階で付けるか付けないかを決定しなくてはなりません。契約をした後から「やっぱり要らないので、ナシにできますか?」ということが通用しませんので、慎重に吟味して決めましょう。

一方、ディーラーオプションは後付けが可能であるうえ、納車後でもディーラーに相談すればすぐに装着してくれます。

また、社外品であればカー用品店などで、いつでも購入と装着が可能なため、純正にこだわらないなら付けないという選択肢もあります。その場合は新車購入時に発生する取得税はオプション価格を含めた金額で算出されるため、節税のために後日装着するという裏技も使えるのです。

いずれの場合でも「純正オプション」かつ、状態が良い場合であれば、買い替え時の査定でも基本プラス材料として評価されます。しかし純正パーツでも破損していたり、正常に作動していなかったり、人気の低い社外パーツだったりすれば、査定時マイナスポイントになりかねないのも事実です。

フロアマットやバイザーは、純正パーツの方が値段もリーズナブルでフィット感が段違いに高く、値引き交渉時の「最後の切り札」に使いやすいため純正を選んだ方が◎です。

しかし、その他のごちゃごちゃした装備は、最近のトレンドである安全装備を除くと、必要最低限にとどめ、欲しくなったら「後付け」するスタイルにしていた方が、初めて新車を購入する方にとってはリスクが少ないと思われます。

 

④メーカー直営店と代理店(街の車屋さん)どちらで購入したほうがいいの?

初めて新車を購入する方にはぜひ知っていて欲しい、「店選び」で抑えておきたいポイントをお伝えしておきましょう。

新車は、トヨタや日産などのメーカー直営店だけでなく、街にある個人経営の新車店(以下代理店)でも購入することができますが、どちらの方がおトクに購入できるかご存じでしょうか。先に結論を述べてしまうと、どちらも「一長一短」であり、車種選びと同様、自らのカーライフにマッチした店選びをする必要があります。

まず、サービス・アフターフォロー・信頼性など、総合力で言えば断然メーカー直営店の方が上ですが、車体価格だけを見ると直営店より代理店の方が若干安く販売をしている傾向にあります。

それもそのはず、店舗数と規模で大幅に劣る代理店が、直営店と同じ価格で販売しても、新車なんてなかなか売れないからです。街の車屋さんは、各メーカーから「業販価格」で新車価格よりかなり安い価格で仕入れます。その業販価格にいくらの利益を上乗せするかは代理店自身が任意で決められるので、車種によっては十数万円レベルで、金額が安くなっていることもあります。

また、直営店はトヨタならトヨタ車、ホンダならホンダ車しか販売できませんが、基本的に代理店には制約がないため、複数メーカーの車を販売することができるのです。そして、直営店では他メーカーの車種を引き合いに出して「うちの車の方がこういった点で優れてますよ」と、自メーカーの車種を猛プッシュされがちですが、代理店なら車のプロから「公平な立場」で、車種選びについてのアドバイスを受けることもできます。

「メーカーの方が購入後の保証で有利なんじゃないの?」という意見もありますが、基本的に新車は直営店・代理店どちらで購入しても、同じ年数・走行距離の範囲で「メーカー保証」が付いています。

ですから代理店で購入して、保証期間内に対象のパーツが不具合を起こしたから購入先に持ち込んだとしても、実際に修理や交換作業をするのはディーラー工場ですので実は全く同じ保証体制を受けられるという訳です。

ここまで見てみると代理店の方が有利なように思えますが、いくつかウィークポイントもあるのでお教えします。

1つは新車購入時に利用するローンの金利設定です。直営店のローンは同メーカーグループ内の会社が提供する商品(トヨタならトヨタファイナンスなど)を紹介されますが、代理店ではローン会社選択にも制約が無いため、ジャックスやアプラスなどのメーカー系ローンより割高な信販系を取り次ぐ可能性がありますし、手数料も自由に設定できるため、かなり高い金利設定になっている可能性があります。

とはいえ、前述したとおり車体価格が割安傾向にあるため、6~7%程度の金利設定のお店であれば、トントンか車体価格によっては、総返済金額で比べるとおトクになることもあります。

もう1つは、店によって接客マナーや、車に対する知識などにバラツキがあること。そのため、車に対してしっかりと理解を深め、気持ちよく新車を購入したいという方であれば直営店の方がおすすめだと言えるでしょう。

なお、マイカーローンに関しては、3回にわたってご紹介した「どれがベスト?マイカーローンあれこれ」シリーズもぜひ参考にしてみてください。

 

まとめ

初めての車選びとして、たとえば「女性ならラパン、ファミリー向けならセレナ」というように、ケースごと車種を挙げていくことできますが、それでは「新車購入」という一大イベントに先入観を持たせてしまいかねないため、今回は具体的な車種名を出さずにポイントだけをお伝えしました。

最終的にはご本人のお好みやライフプランに合わせてどのクルマを購入するか判断いただくことが大事ですが、何かに迷っているときは一般ユーザでは知りえない車業界の仕組みや本質を紹介した今回の記事を参考にしていただけると幸いです。

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