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年末の大掃除に!愛車が長持ちする室内クリーニングのコツ【前編】

年末の大掃除に!愛車が長持ちする室内クリーニングのコツ【前編】

良く晴れた休日、自宅のガレージやガソリンスタンドのセルフ洗車場で愛車をきれいに磨いている姿をよく見かけますよね。しかし、室内まで念入りにクリーニングしている方はそれほど多くはありません。

室内清掃は少々手間がかかるうえ、他人にはあまり目が届かないから「まあいいか」と気づけば何ヵ月もほったらかしというのもよくある話です。

基本的に車内は土足で乗り込むため、住居以上にゴミや泥、砂などがたくさん溜まりやすくなっています。そうした汚れを長いことほったらかしにしていると、頑固なシミになり、下取りや買取査定でのマイナスポイントになりかねません。

そこで今回は、数えきれないほど顧客の車を室内クリーニングしてきた、「プロ」の整備士だからこそ知りえる、誰でも簡単にできる室内クリーニングのコツを読者の皆さんに伝授します。

 

何年も室内清掃されていない車はプロでもお手上げ!

タイトルでプロが伝授!と豪語しておきながらなんですが、車販売店にいる車のプロたちでも頑固なシミや汚れ、たばこのヤニや臭いがこびりついてしまった車内を、100%商品として販売できるきれいな状態に復旧するのは困難なことです。

そういった場合、中古車販売店ではプロ中のプロである室内クリーニング専門業者に外注依頼をして、商品として転売できるレベルまで「コスト」をかけて元の状態へと戻します。

特に、シートや床のシミと、天井にこびりついたヤニを除去する作業は想像以上にハードルが高く、買取査定時に「これは無理だ」と感じた瞬間、外注コスト分査定額を即座にマイナスで計算します。

また、いくら日頃からきれいに保つよう心がけていても、子供を乗せる機会が多いならばジュースなどの飲み物をこぼしてしまうことも多くなりますし、大人でもコーヒーやお茶をうっかりシートにこぼした、なんてこともあるはず。

「毎日欠かさず!」とは言いませんが、洗車の時はもちろんロングドライブをした際などかた帰ってきた後は、換気と車内のチェックをして、何かこぼれているようならすぐに拭き取るようにしておくと、将来手放すときの下取り・買取査定で有利になります。

 

準備しておきたい10の清掃用品はこれ!

カー用品店に行けば、室内清掃用のコーナーにシートクリーナーからダッシュボードなどの艶出し、各種ブラシから拭き上げ用ウェスなどなど、簡単には選びきれないほどのグッズが販売されています。

中には、プロ仕様の高価な洗剤や用具が販売されていますが、「こまめに実施する」ことを前提にすると、次の10点のような、どこにでもある家庭用の清掃グッズで十分事足ります。

1. 食器用洗剤・・・ハンドルやダッシュボード回りなど、普段手で触れる部分の皮脂汚れを落とす。

2. 洗濯用洗剤・・・フロアマット及びフロア部分、天井やシートなど布製箇所のクリーニングはこれで十分。

3. 革製ソファー用クリーナー・・・本革及び合皮製シートをきれいにする。

4. 家庭用ガラスクリーナー・・・内窓の拭き上げに使用、液だれしにくい泡状の商品がおすすめ。

5. 重曹・・・皮脂によるしつこい黄ばみや、食べこぼしによるシミを分解してくれる重曹は、家庭だけでなく車の室内クリーニングでも大活躍。小さな子供が乗る車でも自然由来なので、安心なのも◎。

6. 弾力があるブラシ・・・洗車用でなくとも、100均などで普通に売られているものでOK、手に収まるサイズがおすすめ。

7. プラスチック製の小さなほうき&チリ取り・・・こちらも100円均一にいけば、セットになっているものが購入可能。

8. 拭き上げ用のタオル・・・拭き上げ用タオルは室内用とガラス用に2~3枚準備し、できれば毛羽立たない「ノンパイルタオル」がベスト。

9. 仕上げ用ウェス・・・こちらも室内用とガラス用に2~3枚準備、わざわざ新品を購入しなくても、キレイな下着用シャツをカットして代用可能。

10. 掃除機・・・コードレス掃除機が便利だが、延長コードを利用すれば家庭用の掃除機でも大丈夫。

なお、しつこいシミがついているからと、「混ぜるな危険」と表記されている、塩素系・酸性の洗剤を狭い車内で使用するのは絶対にNGです。

また、毛質が強すぎるブラシ類でゴシゴシと擦ってしまうと、色落ちしたり傷が入ったりと逆効果になりますので、使用しないようにしてください。

この後、それぞれ掃除グッズを番号でお伝えしながらクリーニング方法を詳しく解説していきます。

 

手順とコツその① フロアマット洗浄は真っ先に

さて、必要なものが揃ったら、「車内クリーニングスタート!」です。車内クリーニングは、なるべくお休みの日の晴天の午前中に開始しましょう。

なぜなら、せっかくの大掃除ではあらゆる汚れが集中しやすい「フロアマット」を念入りに洗浄したいところですが、完全に乾燥しきれないとイヤ〜な生乾き臭の原因なってしまうからです。まずはフロアマットの洗浄から始め、完全に乾燥させる時間を確保しましょう。

フロアマットをキレイにするポイントは2つあります。1つ目は最初に布団のようにパンパンと「裏側から」叩いて、繊維の中に潜り込んでいる細かいゴミを浮き出し、その後念入りに掃除機で吸い取ることです。そうしたら次は、2の洗濯用洗剤6の弾力があるブラシを使い、繊維の方向に沿って汚れを掻き出すようによく泡立てながら洗浄しましょう。

フロアマットは、いつも土足で踏みつけられることを前提に製造されているので、高級車で絨毯のように毛足が長くふかふかのものでない限り、力を入れてゴシゴシ洗っても問題ありません。洗浄したら、泡が完全に出なくなるまでよくすすぎ、日当たりと風通しの良いところに干せば完了です。もし洗浄で落とし切れないシミが付いていたら、5の重曹を使って「シミ抜き」をしましょう。

いつもフロアマットの上にビニール製の保護マットを敷いている場合は、それほど汚れていないことも多いので、洗浄を省いてしまっても問題ありません。

 

手順とコツその② 窓・ドアの全開放してホコリを外に出す

フロアマットの洗浄を済ませたら、次にクルマの窓とドアをすべて開け、シートや天井などを布団たたきなどでパンパンと叩いて、車内に眠る小さなホコリを外に追い出します。この時、大量のホコリが舞うこともあるので、念のためマスクの着用をおすすめします。

舞い上がったホコリはしばらく車内を漂いますので、全開放のまま数分程度シートやフロアに落ちるのを待った方が良いでしょう。慣れた方ならこの時間を利用し、フロアマットの洗浄と順番を入れ替えてもいいですね。

 

手順とコツその③ 大きなごみを清掃する

続いては、手で取れる程度の大きなごみを回収します。この時、上記7のプラスチック製の小さなほうき&チリ取りを使用して軽く掃除をしておくと、ずいぶん掃除機がけが楽になります。

また、シートの隙間などに入り込んだゴミやホコリはなかなか掃除機で吸い切ることができませんが、それも7のプラスチック製の小さなほうき&チリ取りがあればある程度キレイにできます。

 

手順とコツその④ 上から順に清掃するのがセオリー

ここまでくれば、さあ掃除機をかけよう!と張り切って、フロアからキレイにしていく方が多いのですが、プロから言わせればそれはNGだったりします。

なぜなら、念入りに時間をかけて、フロア部分をきれいにしても、その後天井やダッシュボード、シートを清掃しているうちに、ゴミやほこりがフロアへどんどん降り注ぎ、またもや汚れてしまうからです。

これは、洗車やコーティングでも同様のことが言えますが、車のクリーニングは上から行うのが鉄則。もし、ガソリンスタンドで有償の室内清掃を依頼し、フロアマットをのけていきなりブーンと掃除機がけを始めた場合は仕上がりの品質を疑うべきです。ですので、次は、天井の清掃を実施するのが正しい手順となり、それほど汚れが目立たない時は、水拭きしてあげればOKです。

天井の洗浄が済んだら、

  • ダッシュボード
  • ハンドル
  • メーター・ドア・シート回り
  • シフト部分

と上から順々に、タオルの面だけでなく角もうまく使って水拭きすればきれいになります。いずれの場合も、汚れがしつこく水拭きだけできれいにならない時は、1の食器用洗剤または2の洗濯用洗剤を付けたタオルで汚れを落としてから、念入りに水拭きをしましょう。

なお、これは手順的に飛ばしても最後に回しても問題ありませんが、エアコンの吹き出し口に溜まったホコリや、タオルでは到底届きそうにない、細かい部分のクリーニングをしたいなら「綿棒」がおすすめです。

まず、片方を水で濡らしホコリや汚れを吸着させたのち、濡らさなかったもう片方で仕上げをすれば、とてもきれいになりますので試してみてください。

後編へ続く

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