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「同乗者にやさしい運転」につながる5つのポイント

「同乗者にやさしい運転」につながる5つのポイント

「たった10分程度の移動なのになぜか疲れてしまう…」「助手席に乗っていると不安に感じる…」など、誰か他人の運転する車に乗ったときや、タクシーを利用した時など、こんなふうに感じたことはありませんか?

一方で、自分自身が運転しているときはどうでしょう。同乗者が上記のように感じてしまっているかもしれない、ということを常に念頭において運転していますか?

自分一人が車を利用している場合は、交通ルールやマナーに気をつければいいだけですが、家族や恋人、友人などを乗せて運転をする場合は、みんなが心地よく車内で過ごせるように同乗者への配慮も大事にしたいですよね。

そこで今回は、同乗者が快適で安心できるような運転をするために気をつけたいポイントをいくつかご紹介します。

 

①優しく踏みこむ“ ふんわりブレーキ”が快適のカギ

一番個人の運転の癖が出やすいのが「ブレーキ」かもしれません。当然ですが、運転中はブレーキをかけるシーンが頻発します。特に危険で、かつ不快になってしまうのが、急なブレーキ。

運転手は自分で操作しているので身構えることができますが、同乗者はそれを「予期していない」ので、思いの外身体が揺れたり、場合によっては車内でぶつけて怪我をしてしまったりする可能性もあります。

また、運転手自身が必ずしも「急」だと思っていないブレーキでも、同乗者がそうだと感じるケースも多々あります。1,2回ならまだしも、それがドライブ中ずっと続いてしまうと体はどんどん疲れてきます。それが最終的に「もう一緒に乗りたくない」「疲れた….」なんて印象になってしまいかねないですし、小さい子供を乗せているような場合はとても危険です。

相手も自分も安心できるブレーキを

ブレーキは常に「優しく、徐々に」踏み込むのが鉄則です。視線は少し先へ置いて、信号機や交通状況を常に把握しておきましょう。そして青信号から赤信号に変わりそうな時は無理して進むのではなく、エンジンブレーキをうまく使ってゆるやかに減速し、最終的にはやさしいフットブレーキングでふわっと停止にもっていきます。

 

②車間距離に余裕があるだけで安心感が変わる

あなたが車に同乗している時、「前の車との距離近くない!?」と感じたことありますよね?前方車両との車間距離が短いと、同乗者としてはぶつかってしまいそうで気が気でなくなります。

別に前の車を煽っているわけではなく、単に普段から車間距離をつめる傾向があるドライバーは意外と多いものです。「近い」の感覚に個人差があるということだと思いますが、車間距離が近ければ近いほど、前方の車が少し減速しただけでもこちらは急ブレーキをすることになりますし、その度に同乗者の不安な気持ちを煽る原因にもなり兼ねません。

一人で運転している時も車間距離は適正距離を保つべきですが、同乗者がいる場合はいつも以上に車間距離を意識して余裕を持つようにしましょう。

また、車間距離をつめてしまうと目の前に車があるので遠くまで見渡せず、視界が狭くなるというデメリットもあります。見通しが悪いと、目の前を走っていた車が急に左へ曲がった時にその前の車と衝突しそうになってびっくりしたなど、ヒヤリハットなケースも誘発しがちになります。

走行途中で道路のコンディションが悪い箇所があっても、道路に何か物が落ちていても、車間距離を取っていれば早めに気付いて回避することができるのです。

適切な車間距離を考えてみよう

一般道を60km/hで走行している場合、ブレーキをかけてから車が停止するまではおよそ44mです。つまり、この距離が「適切」な車間距離だといえるでしょう。

高速道路の場合、80km/hで80m、100km/hで100mと、ほぼ速度程度の停止距離になるので、掲げてある最高速度がおおよその目安となります。

いきなり「44m」や「80m」と言われても、具体的にどれくらいの距離なのかは分からないかもしれません。その場合は、標識など動かないものを目安にし、前の車が通過してからおよそ2秒ぐらいの距離が適切な車間距離だと考えてください。

高速道路の場合はおよそ3秒の距離がほぼ先の数字になりますので一つの目安にするとよいでしょう。ただし、雨天など道路が滑りやすい状況の時やタイヤの状態次第ではブレーキを踏んでからの距離が長くなりますので、コンディション次第ではより慎重に対処するよう心掛けてくださいね。

 

③シンプルだけど難しい「ふらつかずにまっすぐ走る」こと

デコボコ道や坂の多い道、急カーブが多い山道なら、道路の表面上の原因によって自然と不安定な運転になってしまうかもしれません。しかし、一般道路は基本的に綺麗に舗装され、平らな道がほとんどです。

では、なぜ一般道で走っている車で人は酔ってしまうのでしょうか?その原因はスピードの加減速が多かったり、ハンドルが小刻みに揺れることで車が微妙に左右に振れていたり、車線変更が多すぎたりすることで、安定した「まっすぐ走行」ができてことが原因(※)です。
※体質的に酔いやすい人もいるので、一概にこれらが直接的な原因だと言えないこともあります。

つまり、これらの運転による「揺れ」が酔いの原因になっているわけです。特に高速道路での車線変更は速度が速いので、一般道路の場合よりもさらに揺れを感じるでしょうし、同乗者もヒヤッとさせられるでしょう。また、車線変更を繰り返したとしても、目的地への到着時間が劇的に短縮されるケースも稀なわけですから、よほどのことがない限りは、車線変更はできるだけ控えて走ってみてはいかがでしょうか。

また、大人にとってはなんてことのない揺れも、小さい子供にとっては車内で転がってしまうような強い揺れになることもあります。子供が同乗している場合は尚更気を付けてあげてくださいね。

まっすぐ走行のコツ

車をまっすぐ走らせるには細かいハンドリングで調整しなくてはなりません。

目の前だけを見て運転していると、ハンドルを頻繁に左右に切ることになりますが、ハンドルを切ると必要以上に車軸にエネルギーが伝わってしまいますので、ドライバーの意図以上に大きく曲がってしまいます。

ですので、まっすぐ安定した走行するためには、遠くを見ながら運転することを心掛けてください。目標が遠い方がハンドリングは安定しますよ。

 

④適度に休憩を入れてリフレッシュ!

お迎えや近場へのショッピングだけではなく、帰省や家族旅行などで長距離運転をするケースもありますよね。そんなときはあまり無理をせず、運転中の集中力をきらさないためにも休憩は適度に取りましょう。

「運転が好きだから長時間ハンドルを握っていても平気!」という方もいるとは思いますが、長時間運転は同乗者にとっても負担があります。同じ体勢でずっと座っていると体もこわばりますので、適度なタイミングで体を伸ばしたり、かるくストレッチしてリフレッシュできる時間をつくりましょう。特に腰痛や足のむくみが気になる方などはこまめな休憩が必要ですよね。

休憩は気分転換や空気の入れ替えにもなるので、高速道路ならSAやPA、一般道では駐車場があるコンビニなどを上手く活用してくださいね。

エコノミー症候群にも注意!

長時間体を動かさずに同じ体勢でいるとエコノミー症候群になる可能性もあります。エコノミー症候群は脱水が原因でなる場合もあるため、水分補給はこまめにしてください。

長時間の運転をする場合は、2時間に一回、10分以上の休憩を入れることを目安にしましょう。あくびやまばたきが増えたら休憩のサイン。とはいえ、疲れたなと思う前に休憩をしてくださいね。休憩の際は車の外へ出て伸びをしたりストレッチをしたりすることで肉体的にも精神的にもリフレッシュできますよ。

⑤スムーズでやさしいアクセルワーク

「まだ黄色信号だ、GO!」という感じで信号で急加速、そんな経験も一度や二度はあるかもしれません。

急にアクセルを踏み込むと、エンジンも回転数が急上昇し爆音とともに車内でもグッと加速の重力がかかります。とりわけ、同乗者にしてみれば不意に加速されるわけですから、びっくりもしますし身体にかかる負担も大きくなります。ジェットコースターの加速まではいかないにしても、胃から「うっ」と込み上がってくるような感じになることもあるでしょう。同乗者がいる場合は特に、アクセルは優しく踏みこみ、徐々に加速していくよう心掛けましょう。

信号が変わりそうなときは慌てず余裕をもってエンジンブレーキでスピードを徐々に落としていき、実際にフットブレーキをふむのはスピードが落ちてからにすれば信号停止もスムーズになります。

好感度を上げるアクセルワーク

土踏まずの位置でアクセルを踏み込む、いわゆる「ベタ踏み」は、そこまで足に力を入れていないつもりでも、同乗者が「スピードを出し過ぎでは」と感じることがあります。足の親指の付け根からつま先でアクセルを踏むと力の伝わり方も優しくなりますので、できるだけつま先でアクセルを踏むようにしましょう。

 

まとめ

「自分が同乗者だったら」という視点で運転するようにすることで、自分本位の運転からはさよならできるようになるはずですよね。車でのお出かけは本来楽しいもののはずです。それが運転のせいで損なわれてしまったり、最悪のケースでは事故を起こしてしまったりすると、あっという間に悲劇になってしまいます。

自分も含めて同乗しているみんなが安心で快適に乗っていられる運転を心がけることで、事故も未然に防ぎ、楽しい思い出をつくることができますよね。今回の5つのポイント、ぜひ心に留めておいてください!

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