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これからはクルマも”つながり”重視。コネクテッドカーが描く未来図

インターネットやスマホ、SNSの台頭により、いろんなモノと情報が繋がる時代。あらゆるモノやヒトが繋がることで、利便性が高くより多くのインフラやサービスが受けられるようになりました。

そうした技術を搭載した家電や端末はいわゆるIoT(インターネット・オブ・シングス)と言われ、私たちの生活に少しずつ変化をもたらしています。未来の自動車、コネクテッドカーは私たちの未来をどのように変えていくのでしょうか?近い将来、どんなクルマ社会が実現されるのでしょうか?

そもそもコネクテッドカーって何?

コネクテッドカーとは、インターネット通信技術を搭載したクルマの総称です。ネットワーク上で様々なモノがつながるようになった今、自動車もIoT化が進んでいます。カーナビやETCのように外部からの情報を受信して伝えるだけではなく、車両やドライバー、走行状況や道路状況など、センサーを経由して一台のクルマから関連した細かな情報をリアルタイムで収集し、データを蓄積。そして集められたデータはクラウド上で分析され、よりパーソナライズされた“新たな価値”を私たちに提供してくれるようになっているのです。

コネクテッドカーはベンリなだけじゃない!

コネクテッドカーは、次のような運転支援やサポートを行ってくれます。

1. リアルタイムにデータを送受信できる

これによって万が一交通事故が発生したときも、緊急通報を発信して早急な対応が可能になります。交通事故にあって怪我を負った場合、運転手が自ら警察や消防に連絡するのは難しいこと。コネクテッドカーであれば場所も特定できるので、センサーが事故を検知して関連機関に通報し、こちらから救急車の要請をしなくとも迅速な救助活動が行えるのです。また、盗難にあったときもGPS機能によって車両の位置を追跡することができます。

欧州連合(EU)では、2018年3月31日から自動車事故によって失われる人命を減らすことを目的としたeCall(緊急通報)システムの装備が義務化されました。日本でも近い将来、装着が義務付けられるようになるかもしれませんね。

2. 走行データの取得から、事故の防止や安全運転ができる

急発進や急ブレーキの回数、運転時間帯、運転傾向、走行距離など細かな情報を収集し分析することで、運転のクセや注意すべきポイントが自分でわかるようになります。そうすることで安全運転への意識も向上し、運転スキルもアップ。近年は欧米を中心にテレマティクス保険(「テレマティクス保険とは?」)が台頭しているように、取得されたデータが様々な価値を持って商品に使われるような時代が到来しています。

なお、日本国内で2017年の交通事故発生件数は47万2,165件、そのうち死亡事故に至ったのは3,630件でした。前年比マイナス27,036件とはいえ、決して少ない数字ではありません。コネクテッドカー時代においては、データ分析とその活用でどれだけ事故を抑制して行くことができるかが注目されています。

3. エコドライブで節約上手に

今まで、あまり意識することがなかったかもしれない燃費。燃費の良さは車種、走行環境、メンテナンス状態、クルマ自体の重さなど、様々な要素で変わってきます。走行データがわかるようになると、CO2排出量を減らして環境に優しいエコドライブを実現できるように!コネクテッドカーなら的確なアドバイスをもらえるため、スキルも燃費も向上! 燃費の良い走行でガソリン代も節約できます。

安心・安全にプラスα。それがコネクテッドカー

日本ではトヨタ自動車が提供している「T-Connect」、3年間無料で24時間365日のトータルケアが受けられるレクサスの「G-Link」、日産自動車が提供する「NissanConnect」など、自動車に通信システムを組み合わせたテレマティクスが基盤のサービスがメインと考えられてきました。

主なサービスや機能には次の3つがあげられます。

・オペレーターによる徹底サポート
24時間365日、オペレーターに口頭で要望を伝えるだけ。情報の検索や配信、目的地設定を依頼できます。急な故障時も早急にサポートし、困りごとを解決してドライブの時間をより快適にしてくれます。

・クルマの健康状態を知らせてくれる
車検や点検時期だけでなく、エンジンオイル量、バッテリー、警告灯点灯時の原因も通知でお知らせ。車両盗難など異常を察知した時は位置追跡を行えます。

・快適・最適なルート案内
目的地の天気情報や周辺のレジャー情報などを届けてくれたり、到着までの交通量を予測して最短ルートで案内してくれます。

さらに最近ではGoogleが2015年に「Android Auto」というカーナビ連携のシステムを、Appleも2014年に「CarPlay」という同様のシステムをリリースしたことで、手元にあるAndroidやiPhoneからクルマと繋がることができるようになりました。常に膨大かつ最新の情報を取り扱っているGoogleやAppleが、最適かつ必要な情報をピックアップ。音声認識による操作も可能なため、運転中に手が離せなくても、たった一声で好きな音楽をかけてくれたり、行き先を検索して教えてくれたり、エアコンの温度を調整したりすることができるのです。そしてこれらの機能はどんどんアップデートされ、追加されていきます。

次世代のコネクテッドカーとは、カーライフをより快適で便利なものにするために個人の要望を叶え一人ひとりにあったサービスを提供してくれる、”コンシェルジュ”や”アシスタント”のようなクルマと言えるかもしれません。

最大のメリットは「パーソナライズされた体験」を味わえること

今後は走行データだけでなく、使う度に利用者の趣味嗜好といったデータを取得し、よりパーソナライズ化されたサービス体験を提供してくれることでしょう。

「運転中に興味のあるニュースを取り上げ、読み上げてくれる。だから忙しくても最新情報を逃すことがない」
「ドライブ中に好きなアーティストの新曲をかけてくれる。目的地に合わせた音楽で気分も上がる!」
「私の苦手な一方通行を避けた道案内をしてくれた。ちょっと時間がかかっても安心できるから助かってる」
「よく行くお店の近くを通ったらクーポンが届いた!よし、そのまま買い物に行っちゃおう」

コネクテッドカーによって自分が必要とする情報が自然に届く。状況を理解して先に情報をくれる — そんな未来もそう遠くはないようです。

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